外伝〜女王生誕祭、そして――〜
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遊撃士に任命します。最終ランク、準遊撃士1級。やはり私達の予想通りでしたね。――――なおこれも”特例”になりますが最初からE級になります。エンブレムをお受け取り下さい。」
「ええ。」
レンはエルナンから正遊撃士の紋章を受け取った。
「なっ!?」
「レンが正遊撃士だって!?」
「し、しかも最初からE級だなんて……アハハ、ついにレンちゃんに遊撃士としてもぬかれちゃったな〜。」
「おいおい……っ!唯でさえ規定年齢に全然達していないその嬢ちゃんが準遊撃士をやっている事自体もありえねえのに、正遊撃士……しかも最初からE級のランクを与えていいのかよ!?」
その様子を見守っていたクルツとカルナは驚き、アネラスは表情を引き攣らせた後冷や汗をかいて苦笑し、グラッツは信じられない表情で尋ねた。
「ええ、本部直々の指示です。今回の事件でもレンさんはエステルさん達に負けない程素晴らしい活躍をしましたからね。まあ、帝都で起こったギルド襲撃事件によって減った戦力を一人でも多く補充する為かもしれませんが………」
「うふふ、数合わせの為っていう理由はちょっと気に入らないけど、どんな理由であれ正遊撃士にしてくれた事には感謝しているわ♪」
「う”〜……あたし達は苦労して推薦状を貰って正遊撃士になったのに、何でレンは推薦状も貰っていないのに正遊撃士になった上しかもあたし達より最初からランクが上なのよ〜!?」
「まあまあ。レンは出張に行く兄さん達に頻繁について行って仕事をしていたから仕方ないよ。」
悔しがっているエステルをヨシュアは苦笑しながら諌めていた。
「まあ、何はともあれ……これからもよろしくお願いしますね、レンさん。」
「はーい♪どうせなら最年少でSランクにもなって見せるわ♪」
「ほう?うかうかしていたら、お前達より先にレンがSランクになるかもしれんな?」
エルナンの言葉に笑顔で頷いたレンの言葉を聞いたカシウスは感心した後口元に笑みを浮かべてエステルに視線を向け
「うふふ、速く追いついてきてね、お、ね、え、ちゃ、ん?」
レンは小悪魔な笑みを浮かべてエステルを見つめた。
「むっかー!――――ヨシュア!こうなったら、一日でも早くレンを追い抜けるようにたくさん仕事をこなすわよ!」
「ハハ……凄い忙しくなりそうだなあ……」
その後ギルドを出て、家族で黒のオーブメントや姿を消したカノーネ大尉やロランス少尉の事のことについて話をしていたら、一の間にか城門の前に到着し、城の中へと入って行くカシウスと別れたエステル達は家族で生誕祭を楽しもうとしたが、レンの計らいによってルークはレンが連れ出し、エステルはヨシュアと二人っきりになり、二人は今までお
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