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究極変態スナイパーブリーフ13
5部分:第五章
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からにこの世に意のままにならぬものはないといったような態度であった。
「しかもドンペリも飲んで」
「凄いお金持ち?」
「金なんて幾らでもあるからな」
 男は声も不敵なものだった。
「別に惜しくはない」
「そうなの」
「そうさ。それでだ」
 男はまた言ってきたのだった。
「この店一番はいるかい?」
「一番って?」
「そうだ。一番は今日いるかい?」
 こうバニーガール達に対して問うのだった。
「一番は。どうだい?」
「エミちゃんよね」
「確かお休みだった筈よね」
 娘達は男の言葉を聞いてこう言い合うのだった。
「だから残念だけれど」
「あれ、それでも今日物凄く可愛い娘入ったそうよ」
 しかしここで一人の娘が言った。
「とびきりの娘がね」
「あっ、そうなの」
「その娘だったらどうかしら」
「そうね。それじゃあ」
「その娘を読んでくれ」
 男はそれを聞いて言うのだった。
「一度見てみたい」
「わかりました。それじゃあ」
「その娘を」
 こうしてその娘が呼ばれることになった。暫くすると前の舞台に。扇情的かつ淫らな踊りを踊るバニーガール達の間に異形の存在が姿を現わしたのだった。
「きゃーーーーーーーっ!!」
「へ、変態!!」
「何なのよこの人!!」
「観客に用はない」
 しかしその異形の存在は言うのだった。見れば白ブリーフ一枚であるが首にはバニーガールの蝶ネクタイをしていて腕にもあの袖を付けている。そうして頭には兎である。しかも脚にはガーターで網タイツをしていてハイヒールまで履いていた。
「寝てもらおう」
 彼はいきなり放屁した。するとその匂いで店の中の人間はばたばたと倒れていった。まさに一瞬の出来事であった。
 しかしであった。男はかろうじて意識を保っていた。苦しみながらもその悪臭に耐え。そのうえでその異形の存在を見据えていたのだ。
「貴様はあの・・・・・・」
「プランコ=ハルサコだな」
 その男は彼に問われる前に逆に問うてきたのだった。
「そうだな」
「ブリーフ13、まさか」
「仕事をしに来た」
 ブリーフ13はそのブリーフバニーの姿のまま彼に歩み寄ってきた。店の者は全て倒れ伏し動かなくなっている。店の中は実質二人だけになっていた。
「これだけでわかるな」
「くっ、我が組織の壊滅か」
「既にメッサリコは死んだ」
「そうか、あれはやはり御前が」
「そうだ、俺の手によるものだ」
 そしてそれを隠そうともしないブリーフ13だった。
「まずはあの男だ」
「そして次は俺か」
 男は歯噛みしながら呻いた。
「だからここに来たというのだな」
「アルンハルブラ=フェデリコ」
 これがこの男の名前である。やはりラテン系の名前であった。
「覚悟はいいな」
「ふざけたことを
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