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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1314話
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れてきたもので、俺達シャドウミラーにとっては普通に使われている代物だ。安心しろ」

 その言葉に2人が安堵したのかどうかは分からないが、次の瞬間には転移が終わり、光の繭が消えていき、気が付けば俺達の姿はホワイトスターの転移区画にあった。

「これが……ホワイトスター?」
「広い空間にしか見えないけど」

 初めてホワイトスターを見て驚くハルカとエリナに、笑みを浮かべて口を開く。

「ようこそ、次元の狭間にある俺の国、シャドウミラーに。……何気に、お前達2人がナデシコ世界で初めて異世界転移という現象を体験したんだな」

 その言葉で自分達がナデシコ世界で初めて転移したというのに気が付いたのだろう。実感が湧かないといった表情をしながらも、それでもやはり嬉しさがその顔には浮かんでいた。

「さて、取りあえず……そっちはどうする?」
「私は一度仕事場に戻るわ。ナデシコ世界の交渉の結果とかをきちんと話しておく必要があるでしょうし、どんなスタンスで向こうの世界と交渉するのかの検討もする必要があるから」
「俺は実働班の方にちょっと顔を出す」
「そうか。じゃあ、ここで別行動だな。俺はハルカとエリナを俺の家に連れて行く。何かあったら連絡してくれ」

 そう告げ、量産型Wにエアカーを3台持ってきて貰う。
 正直、俺の移動に関しては影のゲートを使えば問題はないんだろうが、どうせならホワイトスターに来たハルカとエリナを案内していく方がいい。

「……浮いてる、わね」
「ええ、浮いてるわ」

 何故かエアカーを見て驚きの表情を浮かべるハルナとエリカ。
 分からないでもない。ナデシコ世界の車は普通にタイヤで走っている、昔ながらの車だったし。
 エステバリスとか作れるんだし、エアカーくらいは作れそうなものだけど。

「ほら、まずはホワイトスターの交流区画を見せるから、行くぞ」

 そう告げ、エザリアとイザークと別れて、俺とハルカ、エリナの3人はエアカーに乗って交流区画へと向かうのだった。
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