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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第20話
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公園のヌシというのは……どうやら”何か”が動き出しているみたいね。)

リィン達を微笑ましそうに見守っていたサラ教官はある事を思い出して考え込んだ後真剣な表情で窓の景色を見つめた。



〜ケルディック・街道〜



「………………………」

眼鏡をかけた怪しげな男は通り過ぎて行く列車を見つめていた。

「やれやれ、あのタイミングで”剣帝”に加えて”氷の乙女(アイスメイデン)”が現れるとは……少々、段取りを狂わされたな。」

そこに全身黒ずくめの仮面の男が近づいてきた。



「……メンフィルの行動を除けば想定の範囲内だ。今後の計画の障害となりえる”鉄道憲兵隊”と”情報局”………その連携パターンが見えただけでも大きな成果と言えるだろう。」

仮面の男の言葉に対し、眼鏡の男は冷静な表情で答え

「フフ、確かに。―――それではこのまま”計画”を進めるとしようか?」

眼鏡の男の答えを聞いた仮面の男は笑った後背を向けて尋ねた。



「ああ―――もちろんだ。全ては”あの男”に無慈悲なる鉄槌を下すために。」

「全ては”あの男”の野望を完膚なきまで打ち砕かんために。」

そして男達はある人物の姿を思い浮かべて不敵な笑みを浮かべて呟いた後その場か去って行った。



後日リウイはツーヤの義理の母親である竜騎士軍団団長サフィナ、プリネの母であるアーライナ教神官長ペテレーネ、プリネの義理の妹であるメンフィル皇女レンと共にメンフィル帝国としてメンフィル皇女プリネの誘拐、拉致を実行しかけた事やプリネに冤罪を被せた事を”抗議”し、エレボニア帝国の帝都”バルフレイム宮”にてユーゲント皇帝、オズボーン宰相、アルバレア公爵を交えて”交渉”した結果、エレボニア帝国がメンフィル帝国への”謝罪金”としてケルディック地方をメンフィル帝国に贈与する事になり、ケルディック地方はメンフィル領となった。



なお、”大市”がある影響で多くの税が手に入るケルディック地方をメンフィル帝国に贈与する事にエレボニア帝国側の3人は反対であったが、アルバレア公爵がプリネ誘拐、拉致を指示した”証拠”としてレーヴェが領邦軍の隊長から回収したアルバレア公爵の勅命書や、更には自然公園や詰所に潜んでいたレーヴェが録音した領邦軍達の会話内容のテープを出された事や”四大名門”の当主の一人であるアルバレア公爵の失態―――ひいてはエレボニア帝国の失態を世界中に知られる事や、更には”百日戦役”にて大敗北してしまった相手であるメンフィル帝国との戦争の発端の可能性の阻止、そして帝国領内にも無視できない程の数の信徒がいるアーライナ教会を敵に回す事の阻止を天秤にかけ、それぞれ複雑や悔しさの思いを抱えながらケルディック地方を手放す事にな
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