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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第20話
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は興味ありげな表情でプリネを見つめ
「フフ、お父様自身、机で政務関係の書類の処理をしているより、身体を動かす事の方が好きな方ですから。」
ラウラに見つめられたプリネは苦笑しながら答えた。
「そしてもう一つ黙っていた事―――”身分”だが……俺の身分は一応”貴族”になる。」
「あ……」
「帝国北部の山岳地メンフィル領”ユミル”―――そこを治めている”シュバルツァー男爵家”が俺の実家になる。」
「ユミルの……そうだったの。」
リィンの話を聞いたアリサは目を丸くした。
「シュバルツァー……そうか、聞いたことがある。男爵位ながら皇帝家に縁のある誇り高き名家だと。」
「はは……とは言っても今では”裏切り者”や”帝国貴族の恥”扱いされているだろう?”百日戦役”の際、侵攻して来たメンフィル軍に対して抵抗する事もせず無血開城してメンフィル帝国に膝をおって、皇帝家に縁のある家でありながらそのままメンフィルの貴族となった事で。」
ラウラの説明を聞いたリィンは苦笑しながら答え
「それは……」
「え、えっと……」
「……………」
リィンの言葉を聞いたラウラは複雑そうな表情をして黙り込み、アリサは言い辛そうな表情で静かな表情で黙り込んでいたプリネを見つめた。
「ま、まさかリィンまで貴族の若様だったなんて……それもあのメンフィルの……」
一方エリオットは驚きの表情でリィンを見つめ
「はは……見ての通りそんなタマじゃないさ。父も母も気さくで堅苦しさからは縁遠いし……―――それに”養子”だから貴族の血は引いていないんだ。」
「え……」
「……ふむ。」
「貴方も……色々事情があるみたいね?」
「はは、そんな大層な事情じゃないけど……それでも、みんなには黙っていられなくなったんだ。共に今回の試練を潜り抜けた仲間として……これからも同じ時を過ごす、”Z組”のメンバーとして。」
アリサ達に見つめられたリィンは静かな表情で答えた。
「リィン……」
「同じ時を過ごす仲間か……」
「そして互いの背中を任せられる仲間、でもありますね……」
リィンの説明を聞いたエリオットは驚き、ラウラとプリネは静かな笑みを浮かべ
「……まったく。生真面目すぎる性格ね。その話、帰ったら他の人にもちゃんと伝えなさいよ?」
アリサは呆れた後リィンを見つめて言った。
「ああ―――そのつもりさ。」
リィン達が会話をしている中、いつの間にか起きていたサラ教官がリィン達を見守っていた。
(……ふふ、眩しいわね。それにしても……鉄道憲兵隊とレーヴェ達の介入はともかく。あの子たちを襲った自然
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