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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第19話
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情でクレア大尉に判断を促し
「………そちらの者達を拘束しなさい。元締め達の話によればプリネ姫を含めたそちらの学生さん達が犯人である可能性は絶対にあり得ません。盗品も回収し、速やかに持ち主に返却するように。」
「イエス、マム!」
気を取り直したクレア大尉の指示に敬礼で答えた後偽管理員達を拘束し始め
「ク、クソッ……」
「い、一体どうなってんだよ!?」
「は、話が違うじゃねえか!」
「何でメンフィルが出てきてあいつらを拘束するんだよ!?」
拘束されている偽管理員達はそれぞれ悔しそうな表情をし、クレア大尉はリィン達に近づいてきた。
(綺麗な人……)
(こ、こんな人が鉄道憲兵の……?)
((………………………))
クレア大尉の可憐な容姿を正面から見たアリサとエリオットは驚き、ラウラとプリネは真剣な表情でクレア大尉を見つめていた。
「―――犯人拘束のご協力、ありがとうございました。帝国軍・鉄道憲兵隊所属、クレア・リーヴェルト大尉です。トールズ士官学院の方々ですね?調書を取りたいので少々お付き合い願えませんか?」
クレア大尉はリィン達に名乗った後、先程レーヴェに向けた見た者が凍えるような厳しい表情が無かったかのような誰もが見惚れるような柔らかな微笑みを浮かべてリィン達を見つめた。
その後リィン達はクレア大尉達と共にケルディックに戻り、鉄道憲兵隊の調書の協力をし始めた。
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