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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第19話
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為にリウイ陛下に許可を貰い、部下達を昨夜の内にこのケルディックに呼び寄せただけだ。」
「…………………」
「という事は今回の件、既にお父様の耳にも入っているのね……」
レーヴェの口から出た驚愕の事実にリィンは口をパクパクさせ、プリネは静かな表情で呟き
「そ、そんな……じゃあ本当にアルバレア公爵が……」
アリサは信じられない表情をし
「他国の皇族誘拐に加えて皇族に冤罪を押し付けた罪は余りにも重い……しかも既にリウイ陛下に知られているとなると、エレボニア帝国は何らかの形でメンフィル帝国に”謝罪”を示さないと完全に外交問題へと発展するだろうな……」
「も、もしかして”戦争”とか……?」
重々しい様子を纏って呟いたラウラの話を聞いたエリオットは不安そうな表情をした。
「なっ!―――そこで一体何をやっているのですか!?」
その時驚いた様子の涼しげな女性の声が聞こえ
「え―――」
「――来たか。」
女性の声を聞いたリィンは呆け、レーヴェは冷静な表情で声がした方向を見つめた。すると灰色の軍服を身に纏い、武装した軍人達がその場に駆けつけ
(あの者達は……)
(間違いない……!”鉄道憲兵隊(T・M・F)”だ!)
(帝国正規軍の中でも最新鋭と言われている……)
軍人達の正体を知っているラウラ達は驚きの表情で軍人達―――鉄道憲兵隊を見つめた。すると隊を率いていると思われる可憐な容姿を持つ女性将校が現れてレーヴェを睨んだ。
「”氷の
乙女
(
アイスメイデン
)
”クレア・リーヴェルト大尉……」
女性将校―――クレア大尉の姿を確認したプリネは真剣な表情でクレア大尉を見つめた。
「―――メンフィル帝国プリネ皇女親衛隊副隊長レオン=ハルト少佐。一体何故領邦軍の兵士達を拘束しているのですか?それにこれ程の数のメンフィル兵達の入国の許可は報告に受けていません!」
そしてレーヴェはクレア大尉にメンフィル兵達や自分達の行動の正当性を説明した。
「―――証拠としてプリネ皇女拘束、誘拐を指示したアルバレア公爵家の勅命書に加え、俺を含めたプリネ皇女以下数名がそれぞれに害なす者達への抵抗権並びに拘束権を認めるユーゲント皇帝陛下の勅命書もある。これでもまだ文句はあるのか?」
「クッ………!ならばせめて拘束した領邦軍の身柄をこちらに引き渡してください!こちらで詳細な調査を行います!」
レーヴェに2枚の勅命書を見せられ、反論を封じられたクレア大尉は唇を噛みしめてレーヴェを睨んで言ったが
「その必要はない。今回の件、メンフィル帝国は”エレボニア帝国との関係を悪化させない為”にも内密にユーゲント皇帝やアルバレア公爵を交え
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