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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第19話
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見たラウラは厳しい表情で呟き
「クッ……!」
「国家間の修復の為にわざわざエレボニアに留学して来たプリネを人質にしようとするなんて……どこまで腐っているのよ……!」
「ど、どうしたらいいの……!?」
ラウラの言葉を聞いたリィン達はそれぞれ厳しい表情をしたり不安そうな表情をした。
「やれやれ……アルバレア公爵も思い切った事をしたものだ。”百日戦役”の続きでもしたいのか?」
その時呆れた様子の聞き覚えのある青年の声が聞こえ
「!?何者だ!姿を現せ!!」
声を聞いた隊長は周囲を警戒して声を上げ
「え――――」
「こ、この声って……!」
「ま、まさか……!」
声を聞いたリィンは呆け、アリサとエリオットは驚いた後周囲を見回した。するといつの間にか木の枝に立っていたレーヴェがリィン達の前に飛び込み
「―――セイッ!!」
「ぐああああああっ!?」
「ぎゃあああああっ!?」
剣で周囲を薙ぎ払うと共に凄まじい斬撃波を放ってリィン達を包囲していた領邦軍の兵士達を吹っ飛ばし、レーヴェの斬撃波を受けた兵士達は大量の血を噴出させながら地面に叩きつけられ
「………………」
レーヴェはプリネの前に出て剣を構えて冷徹な視線を領邦軍に向け
「あ―――」
「レオンハルト教官……!」
「ど、どうしてここに……!?」
レーヴェの姿を見たリィンは呆け、ラウラは驚きの表情で声を上げ、アリサは信じられない表情で尋ねた。
「――忘れたか。俺の本来の役割はプリネ皇女の護衛だ。お前達”Z組”の成長を阻害せぬ為に今まで手は出さないでいたが………さすがに見過ごせない事態になったからな。こうして介入させてもらった。」
「そ、そう言えばレオン教官はツーヤと同じプリネ姫の護衛役だったよね……!?」
「ああ……」
レーヴェに問いかけられてある事を思い出したエリオットは驚きの表情でリィンに尋ね、尋ねられたリィンは頷いてレーヴェを見つめた。
「き、貴様、何者だ!?その紋章―――メンフィル帝国の軍人か!?何故メンフィル帝国の軍人がここに……いや、ここをアルバレア公爵家が治めるクロイツェン州だと理解していての狼藉か……!?」
一方隊長は怒りの表情でレーヴェを睨んで怒鳴り
「フン、狼藉をしているのはどちらだ?―――それと先に言っておくがここで俺達が暴れ、貴様らを滅した所でエレボニア帝国は俺を”犯罪者”扱いできないどころかメンフィル帝国に対して、謝罪を求める事もできん。」
「何だと!?」
レーヴェの発言に驚いた隊長がレーヴェを睨んだその時、レーヴェは懐から書状を出し
「――――メンフィ
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