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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第17話
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皇女に同行している生徒達に気付かれない程度に皇女達を追うぞ。」
「ハッ!」
そしてレーヴェはメンフィル兵達と共に公園内に入って行った。
その後リィン達は公園内の探索を開始し、時折襲い掛かってくる魔獣を協力して退治しながら奥地に到着した。
〜奥地〜
(……!)
(いたか……)
奥地に到着したリィン達は物陰に隠れて、数個の木箱の近くにいる偽管理員達の動きに注意していた。
「へへっ……何気にいい稼ぎになったな。」
「これでも連中が陳情を下げなけりゃ、もうちょい稼げるってことか。」
「ま、程々にしとけ。報酬だって用意されてるんだ。普段の稼ぎからしたら十分だろ。」
「しっかしあいつら、いったい何者なんだろうな?領邦軍の兵士にも顔が利いてるみてえだし。」
自分達が手に入れた成果に喜んでいる中、ある人物の事が気になった偽管理員は首を傾げた。
「さてな……何を考えてるのかさっぱりわからん男だったからな。まあいい、いつでもここを離れるように準備を―――」
「――甘いな。」
そして偽管理員の一人が撤退の準備を提案しかけたその時リィンの声が聞こえ
「なに……!?」
「なんだぁ……!?」
声を聞いた偽管理員達が振り向くと武装したリィン達が偽管理員達に近づき、偽管理員達を睨んだ。
「てめえら、昨日の……!?」
「ちゃ、ちゃんと門に鍵はかけたはずなのに……」
「まさか突破してきたのか!?」
予想外の敵の登場に偽管理員達は驚きの表情でリィン達を見つめた。
「うむ、その通りだ。」
「それも、どうやら大市で盗んだものみたいだし……」
「この場合、現行犯逮捕が認められる状況なのかしら?」
「そうですね。後はその木箱の中にある中身を屋台を壊された商人達に見せれば、あの者達が犯人である事の証拠となりますね。」
「くっ……」
ラウラ達の言葉を聞いた偽管理員達は唇を噛みしめ、そして
「ハッ、やっちまうぞ!」
「所詮はガキどもだ!一気にブチのめしてやれ!」
「クク、幸い目撃者もいないことだしなぁ……!」
「覚悟してもらおうかぁ!」
銃を構えてリィン達に銃口を向けた!
「それは此方の台詞だな。」
「”ARCUS”の戦術リンクを何とか使いこなせれば……!」
「ええ、この程度の者達なら制圧は容易に可能です……!」
「ああ―――行くぞ!」
「――来て、ミルモ!!」
そしてリィン達は偽管理員達との戦闘を開始した!
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