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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第17話
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の?」

ラウラの行動を見たエリオットとアリサはそれぞれ不安そうな表情をした。



「ああ、かなり頑丈そうだが、私の剣ならば何とか―――」

「いや………―――俺がやろう。その大剣よりも静かにできるはずだ。」

そしてラウラが攻撃しようとしたその時リィンがラウラに近づいて申し出た。



「ほう……」

「あら……」

「ええっ……」

「ど、どうするつもり?」

リィンの申し出を聞いたラウラはその場からどき、リィンは太刀を抜いて入り口を見つめ

「―――八葉一刀流。四の型・”紅葉切り”。」

一瞬の間精神統一をした後凄まじい抜刀を放った!



「あら……?」

「???」

すると南京錠は真っ二つに割れて地面に落ち

「ええっ!?」

「すごい……!真っ二つだ……!」

「――見事な抜刀ですね。」

その様子を見ていたアリサとエリオットは驚き、プリネは感心していた。



「ふう、上手くいったか。」

「――見事だ。八葉の剣技、この目でしかと見届けさせてもらった。」

「はは……初伝クラスの技だけどね。―――時間もない。犯人たちの追跡を始めよう。」

「ええ、そうね……!夕方くらいまでに犯人たちを捕まえられれば……」

「何とか実習期間中に一通り片付けられそうだね。」

「うむ―――行くとしようか!」

(領邦軍が妨害しに来ないといいのだけれど……)

それぞれが決意をしている中、プリネは警戒の表情でケルディック方面を見つめていた。そしてリィン達は公園の中へと入って行った。



「…………………」

リィン達が公園の中に入って少しするとレーヴェが入口の前に姿を現し

「―――やはり来たか。まさか『特別実習』が始まって早々放蕩皇子がユーゲント皇帝に約束させた”例の権限”を使う時が来るとはな……”氷の乙女(アイスメイデン)”も動いているようだが……一足遅かったな。メンフィルは”今回の件”を盾に取って、アルバレア……いや、エレボニア帝国に対して何らかの形で”謝罪”させるだろうな。アルバレア公爵もまさか自分が考えた”策”によって強力な”手駒”を手に入れるはずが、逆に痛手を被る事になるとは夢にも思うまい。カリン………――いや、メンフィルを利用しようとしたのが運の尽きだったな。」

ケルディック方面を見つめて、遠くから近づいて来る何かの気配を感じて呟いた後不敵な笑みを浮かべた。

「副隊長!御指示をお願いします!」

その時レーヴェに多くのメンフィル兵達が近づいて敬礼をした。

「―――これよりアルバレア公爵家によるプリネ皇女誘拐・拉致の阻止作戦を開始する。皇女……いや、
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