第27話
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溜め込んだ超振動の光を解放した!
「―――――――――――――――――!!!??」
全身に今までとは比べ物にならない強烈な衝撃を受けたトロイメライはついに音をたてて崩れた!
「はあはあ……。な、何とか倒せた……?」
「う、うん……。動けなくはしたみたいだ……」
トロイメライが崩れ落ちるのを見たエステルとヨシュアは安堵や疲労によって地面に膝をつき
「ぜえ、ぜえ………さすがにもう動けねえだろ……」
「ああ………それに”アレ”を叩きこんでやったんだから、もう動けないはずだ……!」
息を切らせているフレンの言葉にルークは疲れた表情で頷き
「久しぶりの強敵だったな……」
「やっぱりディストが、作ったのより、何倍も強かった、です。」
バダックとアリエッタはそれぞれ真剣な表情で崩れ落ちたトロイメライを見つめていた。
「『環の守護者』か……。どうやら、そいつの目的は『輝く環』を封印していたこの施設の破壊だったようだな……。そして、『輝く環』の封印と同時に扉の中で機能を停止したのか……。『輝く環』をめぐって古代人同士が対立していたのかあるいは……。しかし……肝心の『輝く環』はどこに……」
ルーク達との戦いから時間が経ち、既に回復していたリシャール大佐は考え込んでいた。するとその時崩れていたはずのトロイメライの手が動き始め
「なんと……まだ動けるのか!?」
その事に気付いたリシャール大佐が驚いたその時、トロイメライは立ち上がってエステルをめがけて残された片腕を振りかぶった!
「ヨ、ヨシュア……!」
「エステルッ……!」
エステルを庇う為にヨシュアは疲労している身体に耐えながら立ち上がってエステルの前に出て双剣で防御の構えをした。しかしその時別方向から斬撃が次々とトロイメライに叩き込まれ、攻撃を叩きこまれたトロイメライが振り向くとそこには刀を収めている鞘に手をかけているリシャール大佐がトロイメライを睨んでいた!
「……させんっ!」
「え……」
「た、大佐……!?」
先程まで自分達が戦っていた相手の援護にエステルとヨシュアは驚き
「こいつは私が何とかする!早くここから逃げたまえ!」
リシャール大佐はトロイメライから決して目を離さず、自分が犠牲になってでも恩師が大切にしている子供達であるエステル達を逃がす為に警告した。
「で、でも……!」
「君たちは今しがたこいつと死闘したばかりだ!私の方はもう動けるようになった!時間を稼ぐことくらいはできる!」
リシャール大佐はたった一人で無謀とも思われる戦いながらも優勢に戦い続けていた。
「す
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