第26話
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』が放つ妖しげな光にルーク達が怯んでいる中、フレンは真剣な表情でアリエッタに視線を向け
「アリエッタも、わかりません……!ですがあの黒いオーブメント、周りの”七耀脈”のエネルギーを凄い勢いで、吸い取っています……!」
視線を向けられたアリエッタは厳しい表情で答えた。そしてその場で地鳴りが起こり、『ゴスペル』が妖しい光を周囲にまき散らすと遺跡内の照明がどんどん消えて行った。
〜封印区画・第3層空中回廊〜
「しまった!『導力停止現象』か!」
次々と照明が消えて行く遺跡内の異常にいち早く気付いたラッセル博士は思わず叫んだ。
〜封印区画・最下層・最深部〜
地鳴りが終わると同時に『ゴスペル』も役目を果たしたかのように見え、妖しい光を出さなくなり、消えた照明が次々とつきはじめた。
「な、何だったの、今の……」
「導力停止現象なんだろうけど、今までのものとは違っていた……。まるで、何かが解放されたような……」
状況にエステル達が困惑していたその時、突如部屋の床が光った後『ゴスペル』を置いている装置に金色の光が宿ると同時に謎の声が広間内に響き渡った。
……警告します……。全要員に警告します……
「え………」
「な………誰だ!?どこにいる!?」
突如聞こえてきた謎の声にエステルは呆け、ルークは周囲を警戒し
「―――あの装置か!」
「あの装置が喋っているんだ………」
「機械の声にしちゃ、人間そっくりだぞ……!?」
装置が声を発している事に気付いたバダックは声を上げ、ヨシュアは呆け、フレンは信じられない表情で装置を見つめ
「……………」
アリエッタは真剣な表情で黙って装置を見つめていた。
『オーリオール』封印機構における第一結界の消滅を確認しました。封印区画・最深部において『ゴスペル』が使用されたものと推測……。『デバイスタワー』の起動を確認……
「な、なによこれ!?一体何が起こるの!?」
「チッ、一体何が起こるんだよ!?」
「―――落ち着け!警戒を怠るな!」
訳のわらかない状況に混乱しているエステルとルークを見たバダックは一喝して二人を落ち着かせ
「”封印機構における第一結界の消滅”………まさか、”何か”の封印が解けたのか……?」
フレンは真剣な表情で考え込み
「第一結界……『オーリオール』封印機構……。大佐、これはいったい!?」
「わ……わからない……。このような事態になるとは想定していなかった……」
唯一事情を知っていると思われるリシャール大佐にヨシュアは尋ねたが、想定外の出来事にリシャール大佐
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