第24話
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って名前で七耀教会の裏組織―――”星杯騎士団”に所属する騎士だ。訳あって俺達に力を貸してくれているんだ。」
「へ……」
「ふえええっ!?し、七耀教会に騎士さん達がいるんですか!?」
「ほう?それは初耳じゃな。」
ルークの説明を聞いたアガットは呆け、ティータは驚き、ラッセル博士は興味深そうな表情でアリエッタを見つめた。
「まあ………あのロランス少尉の言葉から察してはいましたが、やはり”星杯騎士”の方でしたか。」
「お、お祖母さまは”星杯騎士”を知っていらしたのですか!?」
そしてあまり驚いていない様子のアリシア女王にクローゼは驚いて尋ね
「ええ……リベール王家と”星杯騎士団”はリベールの建国時から極秘になりますがある”盟約”を結んでいるのです。貴女にもいずれ話そうとは思っていました。」
「そ、そうだったんですか………」
リベール王家と”星杯騎士団”の関係を知らされ、驚きの表情でアリエッタを見つめていた。
「ふむ……その話も気になるが、今はエレベーターの件じゃな。そのエレベーターが動かなくて困っておるようじゃな。いったいどういう事情なのかね?」
「実は……」
ルーク達はラッセル博士達にリシャール大佐の最終目的やエレベーターの行き先を説明した。
「おいおい、マジかよ……。シャレになってねえぞ。」
「そんなものがこの下に埋まってるなんて……」
「ふむ……やはりわしが恐れていた通りじゃったか。このエレベーターを使えばその場所に降りられるようじゃな?………どれ、見てみるか。」
話を聞いた二人が驚いている中、ラッセル博士は納得した様子でエレベーターのパネルに近づいて調べ始めた。
「これはわしが開発したカードキーを応用したものじゃな。同一の結晶回路を持つカードを差し込まないとロックは解除されん。じゃが、この手の初期型にはプロテクトが実装されておらん。こうして、導力圧を調整して回路に負荷を流し込めば……」
そしてラッセル博士が小型の装置を出して操作するとエレベーターの電源が入った。
「やった、さすが博士!」
「……お見それしました。」
「ふふ……さすがですね。それではさっそく地下に降りてみるとしましょうか。」
エステル達と共に地下に降りようとしたアリシア女王だったが、そこに親衛隊員が慌てた様子で驚くべき報告を持ってきた。
「た、大変です!王都の大門に正規軍の一個師団が到着!情報部の士官によって率いられている模様です!」
「なに、もう来たのか!?」
「さらに湖上から3隻の軍用警備艇が接近中!い、いかがいたしましょうか!?」
「ええい、この大変な時に!」
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