第25話
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調子に乗るんだから。」
(エステル、もうちょっとマシな名前はなかったの……)
「な、なによう……ちょっと外しちゃっただけじゃない」
ヨシュアとシェラザード、パズモの呆れている様子にエステルは恥ずかしくなり顔が赤くなった。
「お前たちは……ジョゼットがやり合った連中!?は、話が違うじゃないか!どうしてこんな早く来るんだよ?」
キールはエステル達を見て焦って口を滑らした。
「話が違う?早く来る?なにワケ判んないことを……」
キールの発言にエステルは首を傾げた。
「遊撃士協会の規定に基づき、定期船強奪、乗客拉致の疑いであなたたちを緊急逮捕するわ。覚悟はいいかしら?」
一方シェラザードはキール達に警告した。
「ちょ、ちょっと待て。ひょっとしてお前ら……3人だけで捕まえに来たのか?」
「何よ、見ればわかるでしょ?」
キールの発言が理解できずエステルは答えた。
「ふーん、なるほどね。あの連中とは関係ないわけか。だったら話は早い……しばらく眠っていてもらおうか!」
エステルの答えを聞いたキールは安堵の溜息をついた後、武器を構え部下達と共にエステル達に襲いかかろうとしたが
(……光よ、集え!光霞!)
「ウっ!?」
「「「「ギャぁッ!?」」」」
パズモが牽制代わりに空賊達の手前に放った光の魔術は空賊達の目が眩ませ、衝撃を受けてのけ反らせた。
「ナイスよ、パズモ!よーし、あたしも………闇よ我が仇名す者を吹き飛ばせ!黒の衝撃!」
「「「「「グハッ!?」」」」」
そこをすかさずエステルは暗黒魔術を使って空賊達を吹き飛ばした。さらにエステル達に続くようにシェラザードも詠唱し魔術を放った!
「これだけ広いとアレが使えるわね……ロレントの借りを返させてもらうわよ!………集いし怒りの風よ、吹きあがれ!!大竜巻!!」
「「「「「ウワァァァァァッ!!!!????」」」」」
シェラザードが放った魔術はエステルの魔術で吹き飛ばされ、呻いている空賊達の地面から竜巻ができ、その中にいた空賊達に悲鳴をあげさせながら空へ舞い上がらせた。
「グッ!?」
「「「「グギャッ!?」」」」
竜巻がなくなり、空へ舞い上がっていた空賊達は地面に落ち、その衝撃に呻いた。
「クソ、やられっぱなしでいると………」
部下達が呻いている中キールはよろよろと立ちあがろうとしたが
「そこまでです。」
「!!」
ヨシュアに首筋に武器をつきつけられ、固まった。
「ふふ〜ん、勝負ありね!」
自分達の勝利にエステルは得意げな表情をした。
「ク……なかなかやるじゃな
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