第22話
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たクローゼは親類として叔父の名誉を守る為に苦笑いをしながらデュナン公爵のフォローをしようとしていた。するとその時
「こ、この私をよくもたばかってくれたな!これだから女という生き物は信用がおけんのだ!小狡く、狭量で、ささいな事ですぐ目くじらを立てて……。そんな下らぬ連中に王冠を渡してなるものか!」
デュナン公爵がエステル達を睨んで叫んだその時、その場の空気は凍った!
「………………………………」
「………………………………」
「………………………………」
「…………フゥン……………」
「………………………………」
そしてエステルとシェラザードは無表情で、クローゼは困った表情で、レンとアリエッタは冷たい眼差しでデュナン公爵を見つめた。
「……え……その…………」
5人がさらけ出す無言のプレッシャーに圧されたデュナン公爵は大量の冷や汗をかいて一歩下がり
「か、閣下……。今のはマズイのでは……」
「あ、謝った方がいいかと……」
空気を読んだ特務兵達は表情を青褪めさせた。
「ふーん……下らない連中か……」
「いやはや、見直したわ。このご時世に大した度胸がある発言ね……」
「うふふふふふふ………そんなレン達にやられる公爵さんはどんな下らないお・と・こ・かしら♪」
「アリエッタ、怒った、です………!」
そしてエステル達はそれぞれ膨大な威圧を背後に背負ってそれぞれ武器を構えてデュナン公爵達を睨み
「ご、ごめんなさい小父様。今のはちょっと……弁護できそうにありません。」
クローゼは申し訳なさそうな表情で謝罪した後、エステル達と共に戦闘を開始した。デュナン公爵にけなされた事によって怒りの頂点に達したエステル達は電光石火の速さでデュナン公爵を守る特務兵達を気絶させ、その場で無事なのはエステル達と守りを失ったデュナン公爵だけとなった!
「はい、一丁上がりと!さーて、お次は公爵さんの番かしら?」
特務兵達を気絶させたエステルは棒を一振りしてデュナン公爵を睨み
「女ごときが振るう鞭の味、味わってもらおうかしらねぇ?」
シェラザードは鞭を強く叩きつけてタイルを破壊し
「うふふふふふふふふふふふふ…………」
「女の子を馬鹿にした罪は重い、です。」
レンは背後に瘴気のようなものを背負いながら黒い笑顔を浮かべて笑い続け、アリエッタは背後に魔力によって発生した電撃をバチバチと迸らせながらデュナン公爵を睨み
「ひ、ひええええええ……。寄るな、寄らないでくれええ!」
「あ、あの……。そのあたりで許してあげては……」
エステル達の威圧に圧されたデュナン公爵は悲
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ