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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第22話
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は入れん!!」

「どれだけの特務兵が来ようと絶対に通さないぜ!」

「フッ、今こそ天上の門が開く時……。第1章の最終楽章の始まりだ!」

ジン達はそれぞれ闘志を高めて迎撃の構えをしていた。



〜グランセル城・正門〜



数分後、正門は重々しい音をたてながら開かれた。

「な、なんだ……?」

「おかしいな……。完全封鎖と聞いていたのに。」

突如開いた正門に驚いた見張りの特務兵達が戸惑いながら振り向いたその時、背後から迫って来る気配に気付いて振り向くとそこにはユリア中尉を先頭に親衛隊や遊撃士達が突撃して来た!

「なっ!?」

「馬鹿なっ!?」

突撃して来たユリア中尉達に驚いたその時、ルークが電光石火の速さで詰め寄り

「秘技―――裏疾風!!」

「え―――」

「な――――」

「斬ッ!!」

「「があっ!?」」

一瞬で特務兵達に斬撃を叩きこむと同時に背後に回った後斬撃による衝撃波を解き放って特務兵達を堀に叩き落とし、ユリア中尉達は城内へ次々と突撃した。



「フッ、まさかお前と肩を並べて戦う日が来るとはな。」

ユリア中尉達と共に走るバダックは静かな笑みを浮かべてかつて自分が互いの信念を賭けて命懸けで戦った相手に視線を向け

「それはこっちの台詞だっつーの!にしても今、思ったんだけどよ。ユリアやローレライもこんな事になるとは思わなかっただろうな。」

「クク、同感だ。」

ルークの言葉を聞き、口元に笑みを浮かべた。そしてユリア中尉達やルーク達が城内のホールに到着すると次々と特務兵達が現れた!

「親衛隊の者達よ!今こそ、情報部の者共に我らに汚名を被せたことを後悔させてやるぞ!!」

「イエス・マム!!」

ユリア中尉の号令を合図に親衛隊員達は特務兵達との戦闘を開始し

「遊撃士協会の底力、奴等に思い知らせてやるぞっ!!」

「応!!」

バダックの号令にルークやクルツ達―――遊撃士達は力強く頷いて戦闘を開始した!



〜空中庭園〜



「あ、ありえません……!どうして城門が勝手に………一体どこから侵入したのよ!?」

一方城内に雪崩れ込んで来るユリア中尉達の様子を空中庭園で見ていたカノーネ大尉は狼狽え

「た、大尉殿!いかがいたしましょうか!?」

「このままでは敵に女王宮まで侵入されてしまいます!」

特務兵達は混乱しながら上官に指示を仰いだ。

「第一小隊を残して全員、玄関広間へ急ぎなさい!敵を女王宮に侵入……いえ、女王陛下を奪われてはなりません!」

「ラ、ラジャー!!」

特務兵達は玄関広間で戦う仲間達を援護
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