第21話
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を赤らめ
「クスクス、一体どんな事があってあのエステルがレディらしくなったのかしらね?」
「あ、あんですって〜!?」
からかいの表情で言ったレンの言葉に反応し、ジト目でレンを睨んだ。
「??なあ、レン。なんでエステルは照れているんだ?」
その時訳がわからないルークはレンに尋ねたが
「男であるお兄様はわからなくていいの。い・い・わ・ね!」
「お、おお………」
威圧を纏った微笑みを浮かべたレンに圧されて頷き
「やれやれ……やはりまだまだ小僧だな。」
「鈍感、です。」
その様子を見ていたバダックとアリエッタはそれぞれ呆れ
「ったく、この非常事態に何とも頼もしいガキどもだぜ。」
「はは、まったくだな。」
エステル達に頼まれて情報部の動きを探っていた為、特務兵に囚われ、クローゼや他の人質達と共にエルベ離宮に監禁されていた”リベール通信”の記者―――ナイアルの苦笑しながら言った言葉にジンは口元に笑みを浮かべて頷いた。
「さて、俺達はそろそろ行こうか。」
「また会おう、仔猫ちゃんたち♪」
「じゃあな。お前達も頑張れよ!」
「女神の加護を!」
そしてジンに促されたヨシュア達はそれぞれ応援の言葉をエステル達にかけた後、去って行った。
「さてと、俺達も先に向かったユリア中尉を追おうぜ、バダック。」
「ああ。―――ナイアルと言ったな?王都に帰るのならばついでに護衛していくが?」
「そりゃ助かるぜ。あの”焔”と”獅子王”が護衛にいたら怖いものなしだぜ。」
バダックの申し出を聞いたナイアルは口元に笑みを浮かべたが
「わかっているとは思いますが、アリエッタ―――”星杯騎士団”の事、くれぐれも記事にしないで、下さい。もし記事にしたら、わかっていますね?」
「あー、はいはい。”星杯騎士団”を公にしたら俺どころか”リベール通信”に働いている連中やその家族が七耀教会の庇護を今後一切受けられないなんて脅しにはさすがに屈するしかねえだろうが。ったく、聖職者が脅迫とか、七耀教会も一枚岩じゃねえな……」
アリエッタの忠告を聞いて不満そうな表情で答えた後呆れた表情でぼやきながらエルベ離宮から去り
「それじゃあ、そっちも頑張れよな!」
「武運を祈っているぞ。」
「うん!」
ルークとバダックはそれぞれエステル達に応援の言葉をかけた後ナイアルの後を追って行った。
そして数時間後、正午の鐘が鳴ると親衛隊と遊撃士達による反撃作戦が開始された………!
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