第21話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
とクローゼは戸惑い、ヨシュアは驚き
「確か古代遺物を秘密裏に回収している七耀教会の裏組織だったか?」
心当たりがあるジンは尋ねた。
「ええっ!?」
「古代遺物……!」
「し、七耀教会にそんな組織が………し、しかし、何故その”星杯騎士”の方が我々に力を貸してくださっているのですか?」
ジンの話を聞いたエステルとクローゼは驚き、ユリア中尉は信じられない表情になった後すぐに気を取り直して尋ねた。
「アリエッタ、任務でロレントに訪れた時にイオン様やルーク達と共に、特務兵と戦いました。その時に特務兵、古代遺物を利用しようとしている事、口にしましたから、アリエッタ、イオン様の代わりにルーク達を手伝っている、です。」
「ルーク兄達がロレントで特務兵と戦った!?」
「一体どうしてそんな事に?」
アリエッタの説明を聞いたエステルは驚き、ヨシュアは真剣な表情で尋ねた。
「うふふ、パパの動きを封じ込める為にママを人質にしようとカノーネ大尉率いる特務兵達がレン達のお家の近くまでやってきたから撃退したのよ。」
「あ、あんですって〜!?」
「確かに情報部にとってカシウス大佐は真っ先に封じ込めたい相手でしょうからね……」
「ええ………」
「それで母さんの身は?」
大好きな母親が狙われた事をレンが口にするとエステルは怒りの表情で声を上げ、ユリア中尉の推測にクローゼは静かに頷き、ヨシュアはレナの安否を尋ねた。
「ちゃんと守り切ったから大丈夫だぜ。」
「しかも今もカシウスさんの手配によって”暁”のアーシアがレナさんを守っているわ。」
「”暁のアーシア”??」
シェラザードの説明を聞いたエステルは首を傾げ
「数年前に現れた凄腕の遊撃士だ。確かあんた――――”不屈”のフレンがサポートしている女性遊撃士だよな?」
「ああ。俺はロレントを離れられないアーシアの代わりにお前達を手伝いに来たんだ。」
エステルに説明をしたジンに尋ねられたフレンは頷いた。
「そうなんだ………ところで、特務兵たちはもうほとんどやっつけたの?」
「離宮に詰めていた部隊はほとんど拘束することができた。しかし、グランセル城内にはまだ相当数が残っているはずだ。」
「各地の王国軍も、いまだに情報部のコントロール下にある。下手をしたら、反乱軍としてこの場所を鎮圧されかねないわ。」
「うわ……。そこまでは考えてなかったわね。」
「そうですね……。クローゼだけでも、別の場所に避難させた方がいいかもしれません。」
「………………………………」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ