第20話
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なっ!?」
将校の背後に控えていた特務兵や軍用犬達の頭上から炎の槍が雨のように降り注いで特務兵達を怯ませ、背後の異変に気付いた将校が振り返ったその時
「紫電の槌よ!スパークウェーブ!!」
「ぐぎゃああああああっ!?」
更に雷の球体が突如特務兵達の中心地に現れて放電して特務兵達を気絶させ
「二の型・改―――疾風追連!!」
将校たちの背後からレンが電光石火の速さで襲い掛かって次々と軍用犬達を一刀で斬り捨て
「これで決めてやる!八葉一刀流奥義!―――無想覇斬!!」
ルークが電光石火の速さで将校に詰め寄ると共に抜刀して将校の背後に立った。すると無数の斬撃が将校に切り刻まれ
「ガハッ!?」
全身の神経に衝撃が与えられた影響によって将校は斬られた部分から血を流しながら気絶して地面に倒れた!
「なっ!?」
「て、敵の援軍だと!?」
一方その様子に気付いたバダック達と戦っていた特務兵達は驚き
「あ――――!レンちゃんじゃない!!」
女性遊撃士にして八葉一刀流の剣士であるアネラス・エルフィードはレンに気付いて嬉しそうな表情で声を上げ
「ルーク!それにレン君も!」
「ほう?久しぶりだな、アリエッタ。まさかお前まで一緒とはな。」
ルーク達の姿を見たクルツは驚き、ルーク達の背後にいるアリエッタに気付いたバダックは懐かしそうな表情をし
「いいタイミングで来てくれたね!」
「へっ、中々美味しい登場の仕方をしてくれたな。」
銃を武器とする女遊撃士カルナと大剣を武器にする遊撃士グラッツはそれぞれ明るい表情で予想外の援軍を見つめた。
「あの娘は武術大会でモルガン将軍を破ったエステル殿達の妹君………加えて”焔の剣聖”と称えられているエステル殿達の兄君も一緒か。フフ、これは心強い援軍だ。」
ルーク達の登場にユリア中尉は目を丸くした後静かな笑みを浮かべ
「――敵は我らの援軍に怯んでいる!この隙を逃さず、特務兵達を全員制圧するぞ!」
「イエス・マム!!」
そして号令をかけて親衛隊員達と共に戦闘を再開し
「ルーク達とも連携して周囲の特務兵を一掃するぞ!」
「了解!」
バダックも号令をかけてクルツ達と共に戦いを再開した!
その後ルーク達はバダック達と協力して特務兵達を全員制圧すると共に拘束してエルベ離宮に向かうとシェラザード達と合流したエステル達がクローディア姫や人質達の救出を完了していた……
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