第20話
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屈”か。こちらこそ、よろしく頼むよ。」
「レン・ブライトよ。よろしくね、面白そうなお兄さん♪」
「なんと!この年でこの愛らしさ!将来はヨシュア君を超えそうな逸材がこんな所にいたとは……!ブライト家、なんて恐ろしい一家なんだ♪ボクはオリビエ・レンハイム。君のような可愛らしい人と行動できるなんて光栄だよ、リトルレディ。」
レンの容姿や雰囲気に驚いたオリビエはレンの目の前で膝を付きレンの手の甲にキスをした。
「クスクス、本当に面白いお兄さんね♪」
「へえ……まるでお姫様と姫を守る騎士みたいだな。」
「ハハ………(ってか、あいつ、何者だ??さっき見せた仕草とか、貴族が習う仕草だし……)
一人前の女性として扱ったオリビエに気をよくしたレンは微笑み、ガイの言葉を聞いたルークは苦笑いをしながら考え込んでいた。
「それでそちらの可憐なシスター!是非とも貴女の名前をこのボクに教えてくれたまえ!」
そしてオリビエはアリエッタを見つめた高々と言い
「………アリエッタ・タトリン、です。」
アリエッタは淡々と言った後先に進み出し
「フフ、そんなに照れなくてもいいじゃないか♪」
「…………………」
酔いしれた様子で話しかけてくるオリビエを無視して先を進み続け
「ハア……とっとと行くわよ。」
「「ああ。」」
「うふふ、サプライズパーティーの始まりね♪」
そしてシェラザードの言葉を合図にルーク達はオリビエとアリエッタの後を追って行った。
こうして6人はエステル達やクルツ達を援護するために急いでエルベ離宮へと向かい、ルーク達がエルベ離宮へと続く周遊道に到着すると剣撃やアーツが発動する音が絶える事なく聞こえ続けてきた。
〜深夜・エルベ周遊道〜
「……どうやらもう、始まっているようだな。」
遠くから聞こえてくる戦いの音を聞いたフレンは真剣な表情になり
「……質はこちらが上だけど、数は圧倒的に向こうが上よ。王都の特務兵達が気付くまでに早いとこ終わらせるわよ!」
「ああ。……っといたぜ!」
シェラザードの言葉に頷いたルークは増援らしき特務兵達がバダックやクルツ達が戦っている場所に向かおうとしているのを見つけた。
「よし………いくぜ、みんな!」
「ええ!」
「フッ……第1幕の始まりだ。」
「うふふ、楽しいサプライズパーティーの始まりね♪」
「へっ、久しぶりに暴れるぜ!」
「アリエッタの敵、みんな倒す、です。」
そしてルーク達は増援部隊に近づき、オリビエは特務兵達の足元に威嚇射撃を放った。
「!?何者だ!!姿を現せ!」
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