第20話
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ド達の返事を聞いたエルナンは法衣を身に纏うアリエッタの正体がわからず、不思議そうな表情で尋ねた。
「アリエッタは、”星杯騎士”、です。」
「!!貴女があの……!し、しかし、一体何故”星杯騎士”がルークさん達と一緒にいるのですか?」
目の前の女性が七耀教会の裏組織に所属する女性である事を知ったエルナンは驚いた後、戸惑いの表情で尋ねた。
「アリエッタ、イオン様に、頼まれました。ルークを手伝って、欲しいと。リベールの情報部、古代遺物を、利用しようとしている可能性、あります。だからイオン様、見逃せないと、言ってました。」
「え〜と、アリエッタの上司―――イオンって名前の”星杯騎士”なんだけど、そいつとはある事件で知り合ってさ。たまたま騎士団の任務でロレントに訪れていた所を俺達が母さんを守る為に特務兵達と戦っていた所をわざわざ加勢してくれた後、俺達が王都に向かう時、任務の関係で手が離せない自分の代わりにアリエッタに俺達を手伝いながら情報部の連中が何を企んでいるのか調べておく事を頼んでくれたんだ。」
「なるほど……しかしまさかルークさんに”星杯騎士”のお知り合いがいるとは驚きました。」
「ホント、あたしも最初話を聞いた時は驚いたわよ。一体どこで教会の裏組織に所属する人達と知り合ったのかしら?」
アリエッタとアリエッタの説明を捕捉したルークの話を聞いたエルナンは目を丸くし、シェラザードは興味深そうな表情でルークを見つめた。
「ハハ………」
シェラザードに見つめられたルークは苦笑いをしながら答えを誤魔化し
(クク、正確に言えば既に”星杯騎士”が遊撃士協会に潜伏しているけどな。)
フレンは笑いをかみ殺していた。
「ほう、これは恐れ入った。まさかキミみたいな可憐なシスターが『星杯騎士』だったとはね。」
「?」
「うげっ………」
その時青年の声が聞こえ、声を聞いたルークは首を傾げ、シェラザードが嫌そうな表情をして振り返るとそこにはオリビエが玄関にいつのまにかいた。
「おや、あなたは……」
「って誰だよ、お前!」
「あら、どなたかしら?」
オリビエの登場にエルナンは目を丸くし、ルークは驚き、レンは首を傾げた。
「……みんな、行くわよ。」
「え、おい。シェラザード!?」
「ちゃんと着いて行くから引っ張らないでよ。服が伸びちゃうわ。」
その時シェラザードはオリビエを無視するかのようにルークとレンを引っ張ってギルドを出て、アリエッタとフレンも3人に続くようにギルドを出た。
「フ……シェラ君ったら照れちゃってもう。そんな所もそそられるのだがね♪」
シ
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