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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第15話
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に白状したまえ!!」
「んだと、帝都の成金があ!そっちこそ、俺の場所を独り占めしようとしたんだろうが!?」
リィン達が現場に到着する少し前先日揉めていた二人の商人が互いを睨み合って声を上げ
「ええい、二人とも落ち着くのじゃ!」
二人の仲裁に来たオットーは制止の声を上げたが
「しらばっくれた上に俺のせいにしようってか!?ふざけんなよ、コラアッ!!」
「フン、やるのか!?望むところだ!!
二人はオットーの制止の声を無視して喧嘩をしようとしていた。
「――待った!!」
するとその時リィン達が駆け付け
「おお、お前さんたち……」
リィン達の登場にオットーは明るい表情をした。
「ま、また君達か!?」
「ええい、口出しするな!屋台の仇を討つんだ!」
「仇って……」
自分達に怒鳴る商人たちの言葉に目を丸くしたエリオットがリィン達と共に周囲を見回すと滅茶苦茶になっている二つの屋台があった。
「こ、こんな壊され方を……」
「非道いわね……」
店の様子を見たエリオットは驚き、アリサは店を滅茶苦茶にした犯人に怒りを抱きながら呟き
「確かにようやく開けた店をこんな風にされたら怒るのも無理はないと思うのですが……」
「だが、相手を殴っても壊れたものが元通りになるわけではあるまい。」
プリネの言葉に続くようにラウラは真剣な表情で言って二人の商人を見つめた。
「こ、こうでもしねえと気が収まらないんだよ!商品まで盗まれて完全に商売上がったりなんだからな!」
「なにをぬけぬけと……!それも君がやったことだろう!私の屋台と商品を元通りにしたまえ!」
二人は再びつかみ合いの喧嘩をしようとし
(くっ、まずいな……完全に聞く耳持たずだ。)
(ど、どうすれば……)
リィン達がどうすればいいのか、判断がつかなかったその時
「―――そこまでだ。」
なんと領邦軍が大市に現れ、領邦軍の姿を見た市民達は慌てて道をどけた。
「りょ、領邦軍っ……!」
(え……)
領邦軍の姿を見た商人は表情を青褪めさせ、ある違和感を感じたリィンは呆けた。
そして領邦軍は商人達に近づいて声を上げて怒鳴った。
「こんな早朝から何事だ!騒ぎを止めて、即刻解散しろ!」
「ぐっ、しかし……」
領邦軍の一方的な命令に悔しさを感じつつも逆らえない商人は唇を噛みしめた。
「老人、貴方は大市の元締めだったな。説明してもらおう。一体何があったのだ?」
「う、うむ。それがですな……」
オットーは夜のうちに起こった事件に
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