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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜風の精霊との契約〜
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かしくなってくるね……」
「う、うむ。今の発言で勘違いする女性がいてもおかしくないぞ。」
(あら♪鈍感に加えて無意識で女を褒める事ができるなんて、大発見ね♪うふふ、この調子だとすぐにハーレムを無意識で築くんじゃないかしら♪)
プリネやエリオットは表情を引き攣らせ、ラウラは頬を赤らめてエリオットの言葉に頷き、リィンの身体の中にいるベルフェゴールはからかいの表情になった。
「全く……―――それと一つ伝え忘れましたけど、ミルモは契約する代わりにある条件を守ってほしいと言ってますわよ。」
その様子を呆れた表情で見つめていたフィニリィはアリサに視線を向け
「じょ、条件??」
フィニリィの言葉を聞いたアリサは首を傾げた。
「時々でいいそうですから、葡萄を自分に分ける事……それだけですわ。」
「へ……た、たったそれだけでいいの??」
フィニリィが口にした条件が余りにも簡単な事に呆けたアリサはミルモを見つめ
「………♪」
見つめられたミルモは嬉しそうな表情で頷いた。
「それだけでいいそうですわ。全く……食べ物につられるとはリザイラは精霊達に一体どういう教育をしているのですか。」
ミルモの意思を伝えたフィニリィは自分が知るある人物の姿を思い浮かべて呆れた表情で溜息を吐き
「え、えっと本当にそれだけでいいのならお願いするわ。」
アリサは戸惑いの表情で頷いてミルモを見つめた。
「…………♪」
アリサの返事を聞いたミルモは笑顔をアリサに向けた後アリサの周囲を飛び廻った後、アリサの身体の中へと同化した。
「ど、どう、アリサ?」
その様子を見守っていたエリオットはおずおずと尋ね
「不思議……頭の中にこの娘―――ミルモの名前が響いてきたわ。」
「身体に異常はないのか?」
アリサの答えを聞いたラウラは尋ねた。
「ええ。えっと確か、リィンやプリネは召喚する時は召喚する人の名前を呼んでいたわよね?―――ミルモ!」
そしてアリサはミルモを自分の傍に召喚し
「これからよろしく……で、いいのよね、ミルモ?」
「……♪」
戸惑いの表情でミルモを見つめ、見つめられたミルモは笑顔で答えを返した。
「おめでとう、アリサ。」
「うむ。精霊に好かれるとは滅多にない事だと思うぞ?」
「そうだね。B班のみんなもこの事を知ったらきっと驚くだろうね。」
「ふふ、よかったですね、アリサさん。」
「アハハ……でも、リィンやプリネが契約している使い魔達と違って、この娘は戦えないと思うのだけれど……」
リィン達に祝福されたアリサは恥ずかしそうな表情で笑
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