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俺と一色の御近所付き合い
第9話 サプライズ
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ろは「まあもし何かの為に教えておきますと、私のところはカフェやりますから」
八幡「またありきたりな」
いろは「いいんです!」
そして時は流れ流れて文化祭の日、1日目、2日目共にお店的には大好評でしたが、私の心は何とも言えない感じですね。この2日間朝は早くに行かなきゃならないので先輩に"行ってらっしゃい"も言えませんでしたし、やたら口説いてくる人が多かったですし…何とも言えないと言いましたが、実際最悪ですね。やっぱりあざといろはだとこうなっちゃうんですね。そして3日目です。いつものように早めに家を出て準備します。何かもう準備してる最中からも一緒に回ろう的なことを言って誘ってきて私の気分は最悪です。そして9時に開始された。開始されて何分か置きに色んな人からお誘いが来ましたよ、その度にお店の他の人たちに"いろはちゃん、お客さんだよ"って言われました。ほんとごめんなさい、とりあえず来た人には笑顔でばっさりお断りしてますから、一応問題は無いんですけどね。そしてお昼前そろそろピークかな?って所でさっきまで少しだけおとなしくなっていたお誘いが来たようだ。私の方に微妙なかおをした店の人が
「いろはちゃん、またお客さんだよ」
って言ってきました。まったく、そろそろ忙しいって時に…はぁ、早くお断りしてもど…ろ……う……!?
いろは「せ、せ、先輩!!?」
八幡「よ、よお…どんだけ驚いてんだよ。声デカイわ」
いろは「だ、だって先輩今日はお仕事だって…」
八幡「あー、何か日曜に人が少ないみたいでな、その日に行くことになって、代わりに今日が休みになったって今日の朝に連絡が来たんだよ」
え、嘘?!先輩がいる。どうしよう、すっごい嬉しい…大丈夫かな?今の私顔にやけてないかな?
いろは「そうでしたか、じゃあせっかくなんで入って下さい!サービスしちゃいますよ!」
と言って先輩の手を引いて無理矢理中に入らせました。
八幡「おい引っ張るな」
いろは「はい、先輩こちらに座ってください。ご注文お決まりでしたら私を呼んでください」
八幡「お前限定かよ」
いろは「だって先輩私以外だとキョドって気持ち悪いですもん」
八幡「おい、ストレート過ぎんだろ。つーか、何かテンション高くないか?」
いろは「良いじゃないですかー、私だってテンション高くなるんです!」
八幡「まあ、文化祭だしな。無理もないか」
いろは「むー、いいですそういう事にしておきます。それじゃごゆっくりお決め下さい」
先輩からちょっと離れます。
友達「ちょっ!いろは?!どうしたの?今までの人達とは全然対応が違うんだけど?」
いろは「えへへー、まあね。あの人は別だからね」
友達「うわ、笑顔なのにあざとくないいろはだ。何なの誰なの?」
いろは「私の高校の時の先輩で、私のアパートのちょうど上の階に住んでる目
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