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私inワンダーランド
第一話 正直左から右って読みづらい
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、車掌さんが奥の階段を上がっていきました。・・・はて、いま猫になったような。
それにしても古臭い食堂ですね。角に誇りがつもっていますし、食器も洗われてない。薄暗いし、風通しも悪そうです。キッチンはまたぐちゃぐちゃで、冷蔵庫は・・・
「・・・人んちの冷蔵庫をあけるなよ」
おや?どこかから声が。そんなことより冷蔵庫の中身はからでした。
ニャー、と猫が鳴きました。猫をキッチンに入れるとはなんという雑な衛生管理!と、声の主をみるとその猫のしっぽは二つに分かれていました。
「猫・・・」
「人んちの冷蔵庫を開けんなよ」
猫がしゃべりました。
「に・・・にゃー」
「ふざけてんの?あんたは誰?見ない顔だね。しっぽも、耳もないけど。魔女の仲間かい?」
「猫がしゃべるなんて・・・ついに頭がおかしく・・・」
「・・・これでいい?」
瞬きしたら、猫が人間になりました。カムバック、私の頭。
「んで、あんただれ」
その人は眉をひそめ私の顔を除きます。頭についた猫耳がぴくぴくと動きしっぽがフリフリ、どういう構造ですか?その着物。現代の進歩はすごいです。
「西宮 雀です。さっき車掌さんにここまでつれてこられて」
「・・・どこから来た?」
「日本が新潟。古き良き越後の国です!」
むん!と無い胸をはる私。むなしい。
「・・・あ」
と、食堂の若女将と見える人の顔が徐々に険しくなっていきます。無い胸をはって何が悪い?表に出よ。
「猫又様ぁ〜〜〜〜!そこにいましたかぁー!」
と、さっきの車掌さんが大勢の人たちとともに階段を下りてきました。
「あれ、もしかしてあなたが猫又さん?」
「・・・もう折り返しの電車はないよ。お嬢さん」
「おや、まだ昼頃でしょう?終電、早すぎません?」
「だから、もう帰れないの。ここが終着点。」
こう、どう反応してよいかわからないとき、私はこの顔文字を使います「^p^」
「ここまで来たなら見たでしょ、人間なんかいない。妖怪しかいないでしょ」
「コスプレでしょう?」
いつのまにか聴衆がとても増えていました。
「ここに来るまでにきさらぎ駅ってなかった?」
「ありました。まだ死にたくないので降りませんよ?」
「普通の人なら妖術にかかってそこで降りるの。でもあなたは降りなかった。・・・だから、まあ、あなたはここにいるわけなんだけど・・・」
「それで、ここはどこです?」
「ここは・・・なんていうかね。輪廻転生の輪から外れた・・・っていうか、なんていうか。ね。」
猫又さんが腕をわきわきと動かしています。
「あいまいですね」
「あいまいなところよ」
「まぁ、私はスイスの叔母のところへ行かないといけないので、もう帰りますね?」
と、食堂を出ようとしたとき。猫又が指を鳴ら・・・せずにパチン、と手を合わせる。
頭の天
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