第19話
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て何度も剣を交えた小僧やメリル達との戦いを思い出させてくれる連携だな。」
一方バダックはエステル達の連携攻撃に感心し
「だが、その程度ではこの『獅子王』はまだまだ沈まんぞ!オォォォォォ―――――――――――――ッ!!」
そしてアリーナ全体に響き渡らせるほどのまるで獅子のような咆哮を上げながら全身に膨大な闘気を纏った!
「気を付けろ!あの咆哮は猟兵達が使う”戦場の叫び(ウォークライ)”と同じ、爆発的な闘気を引き出す技だ!」
「………!」
「ここからが本番という訳ですか………!」
「どうやら眠れる獅子を完全に起こしてしまったようだね。」
ジンの警告を聞いたエステルとヨシュアは気を引き締め、オリビエは真剣な表情でバダックを見つめていた。
「雷光よ貫け、紫光雷牙閃!!」
そしてバダックが大鎌を振るうと雷光がヨシュア目掛けて放たれ
「な―――――うああああああああああああっ!?」
まさに”神速”といってもおかしくないスピードのエネルギーが見切れなかったヨシュアはその身に雷光を受けて悲鳴を上げた。
「ヨシュア!大丈夫!?」
「な、何とか……!それよりみんな、気を付けて!技のスピードや威力が明らかに上がっている……!」
エステルの言葉にヨシュアはよろよろと立ち上がって警告した。その時ジンが再びバダックに詰め寄り、詰め寄って来るジンに気付いたバダックは振り向いて大鎌を一振りした。
「獅吼――――」
すると大鎌から炎の闘気を纏った獅子のエネルギーが繰り出され
「爆炎陣!!」
バダックが大鎌を地面に叩きつけるとドーム型の爆炎が起こり、詰め寄って来るジンを襲った。
「ハァァァァ……!」
爆炎による火傷を全身に負いながらもジンは怯まず次々と拳を繰り出し、バダックは大鎌で次々と繰り出される場所をガードしていた。
「ふっ、これは避けられまいっ!!」
バダックが大鎌でジンが繰り出す拳をガードしているとオリビエの狙撃――――スナイプショットが大鎌を持つ片手の甲に命中した!
「グッ!?」
導力の銃弾を手の甲に受けたバダックは呻いて大鎌を持つ片手の力がぬけた。
「今だ!エステル、ヨシュア!」
「うん!」
「はい!」
その時ジンの号令によってエステルとヨシュアが一気にバダックに詰め寄り
「これで決めるっ!桜花!無双撃!!はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
エステルは棒で次々と突きを繰り出してバダックの全身に命中させ
「――断骨剣!はっ!はっ!」
ヨシュアはバダックの正面、背後を次々と斬り付け
「ぬおぉぉぉぉぉぉ!はぁっ!!」
ジンは瞑想を
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