第16話
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(アーティファクト)を裏で回収している七耀教会の裏組織―――”星杯騎士団”に所属する騎士達か!」
「バカな!?”星杯騎士”がリベールに訪れているなんて情報、聞いたことがないぞ!?」
「そ、それより”星杯騎士”に閣下が手に入れようとしている”アレ”の存在が知られたら不味いぞ!?」
予想外の組織に所属する者達の登場に特務兵達は混乱した。
「僕達―――”星杯騎士”には知られては不味い”アレ”、ですか。」
「もしかして、”古代遺物”、ですか?」
特務兵の一人が口にした言葉が気になったイオンは真剣な表情になり、アリエッタは静かな表情で問いかけ
「!!余計な事を口にしてくれたわね……!」
「も、申し訳ありませんっ!!」
知られてはいけない相手に感付かれた事に唇を噛みしめて殺気を纏わせるカノーネ大尉に睨みつけられた特務兵の一人が表情を青ざめさせて謝罪した。
「まあ、その話は今は後にして………―――加勢しますよ、ルーク。」
「いいのか?お前達の事はあいつらに知られたら不味いんじゃないのか?」
「フフ、”あの力”をこの戦いで使うつもりはありませんから、大丈夫です。それに………――――最も信頼する友人の家族の危機に黙ってはいられませんし、ようやくルークから貰ったたくさんの恩を少しでも返せる機会でもありますしね。」
「イオン様が決めたのなら、アリエッタ、ルーク達と共に戦う、です。」
ルークに心配されたイオンは微笑みながら答え、アリエッタは静かな表情で淡々と答え
「イオン………相変わらず優しい奴だな。むしろ俺の方がお前にたくさん”恩”があるってのに………アリエッタもありがとな。」
ルークは明るい表情をした。
「クッ!こうなったら閣下の理想を叶える為にもまずは奴等を制圧するわよ!ただし、星杯騎士達は七耀教会との後々の関係を考え、拘束に留めなさい!遊撃士達の命の有無は問わないわ!」
「イエス・マム!!」
目の前の脅威となる人物達―――イオンとアリエッタが自分達の最大の障害になる可能性を考えたカノーネ大尉や特務兵達はそれぞれ武器を構え
「その方は絶対にやらせないわよ!」
「俺もその娘達には恩があるんだ。―――全力で戦わせてもらうぜ!!」
カノーネ大尉達に対抗するようにアーシアは法剣を、フレンはトンファーを構え、全身から闘気を解放し
「力がみなぎる!剛招来!!」
「フゥゥゥ…………ハッ!!」
フレンに続くようにルークとレンもそれぞれ気功技等で闘気を溜め込んで自身の能力を上昇させると共に闘気を解放した!
「う……あ……」
「ヒッ!?」
ルーク達がさらけ出
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