第16話
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の前に落ちて特務兵達の足を止めさせた。するとロレント方面に向かう道から法衣を纏い、森を思わせる緑色の髪を二房に縛っている男性が手甲を付けた拳に闘気を溜め込みながら特務兵達の目の前に飛び込み
「そこですっ!昴龍礫破!!」
「ぐああああああっ!?」
「ぎゃああああっ!?」
闘気を込めた拳を振り上げ、その際に大地から衝撃波をも発生させ、特務兵達を吹っ飛ばし、ルーク達の近くへと跳躍し、更にロレント方面から赤紫色の髪をなびかせる可憐な容姿を持ち、真ん中に”星杯”を刻み込む白い法衣を身に纏い、両手にぬいぐるみを抱え込んでいる女性が手甲を付けた両手の拳を構えている男性の近くに走って近づき、男性の近くでカノーネ大尉達を睨んだ。
「な、何なのよ、貴女達は!?」
新たな自分達の敵対者の登場にカノーネ大尉は狼狽え
「久しぶりですね、ルーク。」
「アリエッタ達、間に合った、です。」
「お、グッドタイミングだぜ。」
「フフ……」
「イオン!?それにアリエッタも!どうしてお前らがこんな所にいるんだ!?」
緑色の髪の男性―――イオンと赤紫色の髪の女性――――アリエッタの登場にフレンとアーシアが微笑んでいる中、ルークは驚いて声を上げた。
「”僕に個人的に協力してくれる方達”の情報で”騎士団”が行方を追っている”ある人物”がリベールにいる事がわかりましてね………その人物が何の目的でリベールにいるのかを調べる為にその人物が最初に目撃されたロレントに昨日訪れた際、”彼ら”に貴方の事情を聞きましてね……ルークを育てているご両親がどんな方なのか気になり、挨拶のついでに可能ならば護衛もするつもりでしたが……どうやら絶好のタイミングだったようですね?」
「手間が省けた、です。」
「まさかお前達が来てくれるなんてな………ハハ、さすがの父さんもイオン達がリベールに訪れている事を知ったら驚くだろうな。」
「うふふ、こんなタイミングで現れるなんて、さすがは”千の腕”の手腕と言った所かしら?」
イオンとアリエッタの話を聞いたルークはカシウスが驚く姿を思い浮かべて口元に笑みを浮かべ、レンは意味ありげな視線でアーシアを見つめ
「さて……ね。”千の腕”なんて異名を持つ人物は私が知る限り今まで聞いた事はないわね。」
「クク……」
見つめられたアーシアは微笑み、フレンは笑いをこらえていた。
「”星杯”が刻まれし法衣を身に纏い、武装している上、”騎士団”という言葉………――――まさか!”星杯騎士”!?」
一方イオン達の正体を自分の持つ知識で悟ったカノーネ大尉は信じられない表情で声を上げ
「せ、”星杯騎士”!?」
「古代遺物
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