第16話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もりか……!?」
二人の説明を聞いたカノーネ大尉は怒り、自分達や自分達が慕う上官が愚弄された事に特務兵達は殺気だった。
「うふふ、オバサン達みたいなセンスのかけらもない真っ黒い服を来ている人達が”誇り高い”だなんて笑わせてくれるわね。」
「確かにリベールで暗躍している連中が”誇り高い”って色々と矛盾してねえか?」
一方レンは小悪魔な笑みを浮かべ、レンの毒舌に苦笑しているルークはカノーネ大尉達を見つめ
「ちょっと、レンちゃん。それって遠回しに私の事も”オバサン”扱いしているのかしら?」
遠回しに自分の年の事を指摘されたと感じたアーシアは顔に青筋を立てて微笑みながらレンを見つめた。
「そういや、アーシアの年齢って確かカノーネ大尉と同じに……うおっ!?」
そしてアーシアの年齢を思い出したフレンが呟きかけたその時、アーシアは目にも止まらない動作でボウガンでフレンの足元に矢を放った。
「女性の年齢を口にするなんて、マナー違反じゃないかしら?後で貴方の”婚約者”に教えたら何て言うでしょうね?」
「すまん!俺が悪かった!!」
膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべるアーシアに見つめられたフレンは両手を合せて頭を深々と下げた。
「うふふ、心配しなくてもレンは容姿でオバサンかお姉さんかを見分けているわ。アーシアお姉さんみたいな美人さんだったら、何年経っても”お姉さん”の気がするわよ?」
「あら、嬉しい事を言ってくれるわね。」
「ハハ、それを言ったら母さんとか10年も経ってないのにほとんど容姿が変わらねえという謎があるもんな……」
そしてレンの言葉を聞いたアーシアは微笑み、ルークは10年経っても美しい容姿がほとんど変わらない義母の顔を思い出し、苦笑していた。
「ま、そう言う訳で残念だったわね?オ・バ・サ・ン?」
「誰がオバサンよ!?私はまだ20代よ!この小娘が!!」
「カ、カノーネ大尉!」
「落ち着いて下さい!!」
小悪魔な笑みを浮かべるレンの言葉を聞いたカノーネ大尉は顔に青筋を立て、今にも掴みかかりそうな雰囲気を出して叫び、カノーネ大尉の様子に気付いた特務兵達は慌てて諌めていた。
「フン、まあいいわ。―――たった4人でこれ程の数の特務兵と戦闘犬を相手にはできないでしょう?―――――数に圧して一気に制圧し、レナ・ブライトを確保するわよ!」
「イエス・マム!!」
そしてカノーネ大尉の号令によって特務兵達がルーク達に襲い掛かり、ルーク達がそれぞれ身構えたその時!
「―――リミテッド!!」
「うおっ!?」
「な、なんだ!?」
可憐な声が聞こえた後光の柱が突如特務兵達の目
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ