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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第13話
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でもすれば……!」
(水に流したんじゃないのか……)
(あはは、御愁傷様……)
自分を睨んだ後独り言を呟いたアリサの言葉を聞いたリィンは肩を落とし、エリオットは苦笑し
(ふふっ、ご主人様?もし不埒な真似をしたくなったら、私を呼んでもいいわよ?私ならご主人様なら不埒な真似をされたっていいし、私が結界を展開して誰にも迷惑かけられず、存分に不埒な真似をできるわよ?)
(そんな非常識な事、絶対にしないから。)
ベルフェゴールの念話を聞いたリィンは疲れた表情で念話を送り返した。
「さ、話がまとまったところでこれを渡しておこうかね。」
そしてマゴットはリィンに封筒を渡した。
「士官学院の紋章……」
「『特別実習』とやらの具体的な内容というわけか。」
「ああ、そう聞いているよ。それじゃあね。何か困ったことがあったらアタシに言っとくれ。
リィン達に声をかけたマゴットは部屋から出て行った。
「……とりあえず、中身を見てみない?」
「そ、そうだね。」
「よし――開けるぞ。」
リィンが封筒を開けると実習内容が書かれていた。
「………………………」
内容を読み終えたリィンは黙り込み
「こ、これが特別実習……?」
「な、なんかお手伝いさんというか何でも屋というか……」
アリサとエリオットは戸惑い
「一応、魔獣退治なども入っているようだが……」
(どう考えても遊撃士のやる内容ね。)
ラウラは考え込み、プリネは苦笑していた。
「―――なるほど。そういう事だったのか。」
その時何かに気付いたリィンは呟き
「ど、どうしたの?」
「何か心当たりがあるの?」
リィンの呟きを聞いたアリサとエリオットは戸惑いの表情で尋ねた。
「いや……とりあえずサラ教官に確認してみよう。こういう疑問に答えるために付いて来てくれたみたいだし。」
「ふむ、道理だな。」
「へ、部屋の件も含めて問い詰めてやらなくっちゃ!」
「アリサさん、根に持っていますね……」
そしてリィン達はサラ教官に尋ねる為に一階に降りて探し回るとカウンターで地ビールを飲んでいるサラ教官がいた。
「んくっ、んくっ、んくっ……ぷっっはああああッ!!この一杯の為に生きてるわねぇ!」
「完全に満喫してるし……」
「しかもまだ昼前なんですけど……」
(フウ。シェラザードさんでも、ここまで酷くはなかったと思うのだけれど……)
サラ教官の様子をリィンとアリサは呆れた表情で見つめ、プリネは疲れた表情で溜息を吐いた。
「あら君達、ま
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