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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第13話
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をし、二人の会話を聞いていたベルフェゴールは苦笑した後からかいの表情になっていた。
「―――アリサ。ここは我慢すべきだろう。そなたも士官学院の生徒。それを忘れてるのではないか?」
「そ、それは……」
ラウラの指摘にアリサは反論が見つからず複雑そうな表情をした。
「そもそも軍は男女区別なく寝食を共にする世界……ならば部屋を同じくするくらい、いずれ慣れる必要もあろう。」
「ううっ……わかった、わかりました!―――あ。でも、プリネは大丈夫なの?え、えっと、もし男子と同じ部屋で寝た事が”両親”にばれたらかなりまずいんじゃ……」
ラウラの言葉に肩を落として頷いたアリサはある事に気付いて言い辛そうな表情でプリネを見つめ
「そ、そうだよな……」
「ううっ、もしプリネの”両親”にばれたら、僕達、無事でいられるかなあ?」
プリネの身分をすぐに思い出したリィンは疲れた表情で頷き、エリオットは不安そうな表情をした。
「フフ、前にも言ったように私は特別扱いはしてほしくありませんし、この位の事でお父様達は目くじらを立てませんよ。それに私は既に一生を共にする事を決めた男性と一夜を共にした事が何度かありますから、一緒の部屋で寝る事くらいは平気ですよ?」
「ええっ!?そ、そそそそそ、それってまさか!?」
「おや、最近の学生は進んでいるねえ。」
「”一生を共にする事を決めた男性”って事は、も、もしかして恋人か婚約者………?」
「あのプリネの相手となるとどんな男性なのか、気になるな……」
微笑みながら答えたプリネの口から出たとんでもない発言に一瞬である事を察したアリサは顔を真っ赤にして混乱し、マゴットは目を丸くし、エリオットは信じられない表情でプリネを目を丸くしているラウラと共に見つめ
(もしかして………という事はあの噂は本当だったんだ……)
唯一人察しがついていたリィンは驚きの表情でプリネを見つめた。
「ええ。まあ”結婚は”まだ許されていませんけどね。」
「結婚は駄目で、付き合う事はオッケーってどういう事??」
プリネの答えを聞いたエリオットは首を傾げ
「フフ、その事についてはいつか話しますよ。」
エリオットに尋ねられたプリネは微笑みながら答えを誤魔化した。
「そ、それはともかく…………―――あなた達。不埒な真似は許さないわよ?」
そして気を取り直したアリサはリィンとエリオットを睨み
「あはは、しないってば。」
「……右に同じく。」
睨まれた二人はそれぞれ頷いた。
「うーん、エリオットはともかく、誰かさんには前科もあるし……よし、いっそ寝る時に簀巻きに
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