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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第12話
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アリサは顔を真っ赤にして怒鳴った!



まもなく2番ホームに帝都行き旅客列車が到着します。ご利用の方は、連絡階段を渡ったホームにてお待ちください。



「……フン。」

「時間だ、行くぞ。」

そして列車が来る放送が聞こえるとユーシスとマキアスはそれぞれホームへと向かっていった。

「……大変そうだけどそちらも頑張ってくれ。」

「あの二人の間を取り持つのは難しいかもしれないけど……」

「ああ、やるだけやってみる。」

「あたしも出来る限りの事はしてみます。」

リィンとエリオットの応援の言葉にガイウスとツーヤは頷き

「そなたたちにも武運を。気を付けて行ってくるといい。」

「互いに良い報告ができるように、私達も頑張りますので、そちらも頑張ってください。」

「初めての特別実習……お互い頑張りましょう。」

「ふふっ、はい。」

「……じゃね。」

ラウラとプリネ、アリサの言葉に頷いたエマとフィーはガイウスと共にマキアスとユーシスの後を追い、到着した列車に乗り込み、リィン達も乗車券を購入した後列車に乗り込んだ。



〜列車内〜



「えっと、ケルディックまで1時間くらいなのかな?」

「そのくらいのはずだ。先日、トリスタに来る時にちょうど乗り換えたからな。」

「そうか、ラウラの故郷の”レグラム”は確か……」

「ケルディックに乗り換えてバリアハートに向かうのよね?」

「うん、そこから更に列車を乗り継いだ終点になる。はっきり言って僻地だな。」

リィンとアリサに尋ねられたラウラは頷いた後故郷の牧歌的な景色を思い浮かべて苦笑した。



「フフ、ロレントも良い勝負だと思いますけどね。」

「”ロレント”?」

ラウラの言葉に微笑むプリネの言葉を聞いたエリオットは首を傾げ

「確かリベール王国の都市の一つ……よね?」

アリサは自分が覚えている知識を思い出しながら尋ねた。



「はい。幼い頃からロレント郊外にある大使館で育ちましたからロレントは私にとって第二の故郷と言ってもおかしくありませんから。」

「あ。そう言えばロレント市はメンフィル大使館やアーライナ教の大聖堂がある事で有名よね。」

「へえ……意外だなあ。お姫様なんだからてっきりメンフィル帝国のお城で育ったのかと思っていたけど。」

プリネの話を聞いてある事を思い出したアリサは目を丸くし、エリオットは不思議そうな表情で尋ねた。



「ふふっ、確かに礼儀作法等様々な勉強は城で習いましたけどお父様とお母様は基本、大使館に住んでいますから、城と同じくらいの頻度でロレントにある大使館に住んでいまし
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