暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第11話
[1/4]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
4月24日、実習当日:AM6:40―――
〜トリスタ・第3学生寮〜
「……ふう……(結局、謝れないままここまで来てしまったな。実習期間中、
彼女
(
アリサ
)
とはずっと顔を合わせる事になる。向こうも気まずいだろうし、何とかしたい所なんだけど……)」
玄関でリィンは特別実習のメンバーを待ちながらアリサとの仲直りの方法を考え込んでいた。
「――あ。」
「!!」
(あら♪)
そして声に気付いたリィンが振り向くと1階に到着し、アリサの姿を見たリィンは驚き、リィンの身体の中にいるベルフェゴールはからかいの表情になった。
「お、おはよう、アリサ。」
自分に近づいてきたアリサにリィンは戸惑いながら挨拶をし
「……お、おはよう。」
アリサも戸惑いながらリィンに挨拶をした後、二人は黙り込んだ。
「その……早いんだな。待ち合わせの時間まで20分くらいあるのに。」
「そ、そっちこそ……えっと……何時くらいに起きたの?」
(うふふ、どっちとも初々しい反応ね〜。)
それぞれ戸惑いながら会話を交わす二人をベルフェゴールは興味ありげな表情で見守っていた。
「ああ……5時くらいかな。まあ、いつもそれくらいには起きているけどな。」
「そ、そうなんだ?クラブの朝練……でも確か、まだどこにも入ってなかったわよね?」
(フフ、ご主人様の事が気になっているのがバレバレよ♪)
リィンに質問したアリサの言葉から、アリサがリィンの状況を知っている事に気付いていたベルフェゴールは微笑みながらアリサを見つめていた。
「いや、個人的な習慣みたいなものというか……そっちはラクロスだったか。朝練とかもあるのか?」
「え、ええ。週に2日くらいみたいだけど。」
そして二人の会話は途切れてその場に静寂が訪れ
「「ごめん(なさい)!」」
やがて二人は同時に頭を下げて謝罪をした。
「「ど、どうして謝るの(んだ)?」」
(クスクス、息ピッタリじゃない♪もしかして”一人目”はこの子かしら♪)
更に同時に驚いて同じセリフを言った二人の様子を見たベルフェゴールはからかいの表情でアリサを見つめた。一方二人は互いを見つめ合って黙り込み
「ははっ…………」
「ふふっ……変に気が合うわね。」
やがてそれぞれ苦笑しながら互いを見つめた。
「その……本当にごめんなさい。あれが偶然だっていうのは最初からわかっていたのに……ちょっと気が動転しちゃって頬まで叩いてしまって……しかも、あれって私を助けようとしてくれたのよね?」
「いや、気にしないでくれ。あの落とし穴
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ