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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第10話
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褪めさせ
「余りにも圧倒的すぎる攻撃だな……」
「……”魔神”はたった一人で国一つを滅ぼせる程の力を持っているという話をプリネ達から聞いた時は何の冗談かと思ったが、これを見たら納得できるな……」
「しかも撃った本人が平然としている様子からして、まだまだ余力を残しているね。」
ラウラとユーシスはそれぞれ真剣な表情でベルフェゴールを見つめ、フィーは静かな表情で呟き
「……あの時彼女が手加減してくれなかったら、オレ達は一瞬でこの世から消滅していただろうな。」
「や、止めてよ、ガイウス。想像するだけでも恐ろしいのに……」
真剣な表情で呟いたガイウスの言葉を聞いたエリオットは不安そうな表情をし
(これが伝承上しか存在していない”七大罪”の一柱である”魔王”の力………一体どうしてそれ程の存在がリィンさんに………)
エマは真剣な表情でベルフェゴールを見つめた後、不安そうな表情でリィンを見つめた。
「あ、圧倒的な魔力でしたね。下手をしたらエクリアさんやペテレーネさんとも並ぶか、それ以上じゃないですか?」
「ええ……さすがは”七大罪”の一柱を司る”魔神”ね。」
「フッ、あの時、奴の気まぐれでシュバルツァーと契約していなかったら、俺達の方に甚大な被害が出ていただろうな。」
一方ツーヤは表情を引き攣らせ、ツーヤの言葉に頷いたプリネは真剣な表情でベルフェゴールを見つめ、レーヴェは静かな笑みを浮かべてベルフェゴールを見つめた。
「はい終わりっと!どう?私と”契約”して、改めてよかったと思うでしょう?」
「あ、ああ。え、えっと……サラ教官、これで一応クリアしたという事でいいでしょうか?」
微笑むベルフェゴールに視線を向けられたリィンは戸惑いながら頷いた後サラ教官を見つめて尋ね
「ええ。まさかこのあたしが相手の強さを推し量れなかったとはね……」
尋ねられたサラ教官は頷いた後疲れた表情で溜息を吐いた。
「フフ、貴女みたいな”お子様”に私の強さを推し量れる訳ないじゃない♪」
「へえ?まさかこのあたしを”お子様”扱いする命知らずが存在するなんてねえ?まあ確かに何百……いえ、何千年生きているかわからない”お年寄り”にとったら20代のあたしなんて”お子様”でしょうけどねえ?同じ女として、骨董品レベルの年代を生きているのにどうやってそんな”若作り”ができているのか、是非聞きたいわ。」
しかしからかいの表情で自分を見つめて言ったベルフェゴールの言葉に顔に青筋を立てたサラ教官は不敵な笑みを浮かべてベルフェゴールを見つめ
「あら、もしかして私の美しさに嫉妬しているのかしら?人間の女って難儀な生物よねえ?人間は他の種族と違って比較的老
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