冴島 大河
第一章 刑期中の悲報
第五話 加速する内部崩壊
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ぉ、兄弟」
「6代目、俺は絶対6代目を見捨てん。それだけは、理解しとってください」
2人の言葉に、大吾は大きく頷く。
そうなるのを見越してか、花屋はモニターにどこかを映し出した。
ミレニアムタワー前。
そこには、黒スーツの男たちが多数徘徊していた。
「宮藤一派だ。誰かを探してるみたいだぞ」
冴島はすぐに、探し人は真島だと把握する。
大阪で告げた、諦めないという言葉。
まだ宮藤は、真島を探している。
「ワシが行って、ボコボコにしてくるわ」
「待て、兄弟。俺が行く」
乗り気だった真島を抑え、冴島が名乗り出る。
バツが悪そうな顔をする真島だったが、何も言わずとも納得してくれた。
「6代目はワシが見とくから、はよう行ってこい」
「すまんな、兄弟。ほな、行ってくるわ」
冴島は小さく笑い、その場を去る。
少し安心した大吾の隣で、真島は再び笑った。
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