2章 最終回 乙女達の挽歌1 出撃後最後の自由行動
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空宙戦艦ミカサは飛び立ち最終目的地の空中要塞武蔵に向かい、順調に飛行していた。
「ふう何とか飛び立つ事が出来たな」
「大神、ここはもういいから、お前も出て行け」
「しかし、司令」
「いいか大神これがお前の、最後の自由行動と思って行動しろよ」
「わかりました司令」
そして、大神は艦橋を出て、花組隊員たちのいる部屋に向かう途中、大神はアイリスと織姫に出会った。
「アイリスに織姫くんどうしたんだい?こんな所で」
「あ、お兄ちゃん」
「あ、少尉さん」
「私は音楽室に行く途中で、アイリスに出会ったんですよ」
「それでは少尉さんまた後で会いましょう」
「ああ、またね織姫君」
織姫は、大神とアイリスと別れた。
「それでアイリスは、ここで何してたんだい?」
「うんアイリスは、お空を見てたの」
「え、空をかい?」
「ねえ、お兄ちゃんアイリスね、空の上には、天国があるって思ってたのでも、今空を見ても、天国がないの、お兄ちゃん本当に、天国はあるのかな?」
「アイリス」
「アイリス、天国はあると思うけど、本当に行っていいのかい?」
「え、」
「もし、今天国に行ったら、さくら君や直哉や、帝国華撃団の皆にも、会えなくなるけどいいのかい?」
「え、それは嫌だよお兄ちゃん」
「なら生きないとね」
「ありがとうね、お兄ちゃん、それじゃあまた後でねお兄ちゃん」
そう言って、アイリスは、大神と別れた。
そのころ直哉とさくらは・・・
「さてと僕も大神さんの手伝いしてくるよ」
「待って直哉君。私も行くわ」
「え、さくらちゃん」
「私の不安は、多分大神さんと話しても晴れないと思うから」
「わかったさくら一緒に行こう」
「はい、貴方」
そして二人は、すみれの部屋に行く。
「「すみれさん」」
「あら直哉さんに、さくらさんどうしましたの?」
「ええ、もうすぐ最後の戦いですから様子をみに来ました」
「そうですか、ちょうど紅茶を淹れた所なので二人共どうですか?」
「「頂きます」」
「相変わらずさくらさんは降言う時は早いですね」
「はは、すいません田舎娘な者で」
そのころ大神は・・・
カンナは自分の部屋で、サンドバックを使い精神を落ち着かせていたり、織姫は音楽室で、ピアノを弾いたりしていたが、不安は残っていた。
すみれの部屋・・・
「さて、すみれさん時間までゆっくりしてね、さくらちゃん行くよ」
「あ、待ってよ直哉君」
直哉とさくらは、すみれの部屋を出た。
「直哉君すみれさん大丈夫かな?」
「あの調子
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