第19話
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は母譲りの夕焼けのような赤髪は闇エルフ達のような夜に輝く美しい銀髪になり、父譲りの赤の瞳は妖しく輝き全身には闘気と魔力が混合した気を纏った。そしてプリネが真の姿になると同時にアガットはSクラフトを発動した!
「くらえっ!ファイナル……ブレイク!!」
「ブラッシュッ!!」
重剣に闘気を流しこみ放ったアガットの重剣による衝撃波はプリネに向かって地を走った。そしてプリネはアガットが放った衝撃波に強力な斬撃でできた衝撃波を放ってぶつからせて爆発させた。
「ハァ……ハァ………」
大技が決まったのを見てクラフトで体力を失ったアガットは息が切れ、疲労もピークに達していた。
「クソ……ここまで手こずるとは俺もまだまだだな……」
プリネに手間取ったことにアガットは舌打ちをして呟いた。
「勝手に終わったことにしないで下さい。」
「え…………なっ………!?」
だが、アガットの苦労をあざ笑うかのように爆発で出来た煙が晴れるとそこには銀髪のプリネが立っていた。
「バカな……無傷だと……!?それにその姿はなんだ!?」
アガットはプリネの姿と全くダメージを受けていない姿を見て狼狽した。
「………これが私の真の姿です。」
「真の……姿……だと……!?どういうことだ!」
プリネの言葉にアガットは理解できず叫んだ。
「言葉通りの意味です。普段の私は力を抑えるためにあの姿ですが、今の私の姿は力の枷をはずした状態ということです。」
「力を抑える……だと……?まさか、今まで本気を出していなかったのか……!!ざけんなぁっ!」
手加減されたことにアガットは怒り疲労した体に鞭を打って再びプリネに攻撃を仕掛けたが、疲労のせいか攻撃の勢いは目に見えて鈍かったのでプリネは謝罪の意味もこめて本気で攻撃を仕掛けた。
「力を抑えていたことは謝ります。なので謝罪の意味をこめて今から本気を出させていただきます!」
「きやがれっ!!」
プリネの言葉を聞いたアガットは自分を叱咤するように叫んだ。そしてプリネは残像が見えるほどの速さでアガットに攻撃を仕掛けた!
「ハッ!セイッ!ヤァッ!!」
「しまった!?」
「終わりです!!」
内に秘める真の力で放った突剣技――フェヒテンイングを重剣で防御していたアガットだったが疲労した体では防げず、プリネの攻撃によって重剣はアガットの手から離れ放物線を描き地面に刺さった。その隙を逃がさずプリネはレイピアをアガットの首筋に当たるギリギリの所で寸止めした。
「グッ………!」
「合格……でよろしいですか、アガットさん?」
自分が負けたことに信じられない表情をしてい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ