第19話
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信じられない気分でギルドへ帰って行った。
〜ボース西街道〜
「いましたね。あの魔獣でいいんですよね、アガットさん?」
「……ああ。」
2組より遅れて出発したアガットとプリネは街道をしばらく歩いていると手配魔獣の姿を見つけた。
「さて、どうしましょう?ルグランさんは私一人で戦うなりアガットさんと協力して戦うかで試験をするとのことでしたが、私はどうすればいいでしょう?」
「………どちらも必要ない。」
「……それはどういう意味ですか?」
アガットの言葉にプリネはわからず聞き返した。
「すぐにわからせてやる。………オラァ!」
背中に背負っている重剣を抜いたアガットは重剣を持った状態でジャンプして手配魔獣に攻撃を叩きつけた。
「グエエエエッ!!!!???」
重剣を叩きつけられた手配魔獣はあまりの痛さに叫び声を上げた。叫び声をあげ隙を見せた手配魔獣にアガットはすかさず、Sクラフトを放った。
「一気に行くぜ!うおぉぉぉぉ!ダイナスト!ゲイル!!」
普通の人間が持つのは難しいと言われる重剣をアガットは軽々と振り回し連続で攻撃した。そしてその攻撃によって手配魔獣は完全に沈んだ。
「見事です。けど、私の試験はどうなるんでしょうか?何故、こんなことを?」
試験対象である魔獣を勝手にアガットが倒したのでプリネはアガットに理由を聞いた。理由を聞かれたアガットはプリネを睨み口を開いた。
「そんなのは当然テメエらみたいな素人どもが手配魔獣と戦わせないために決まってんだろが。怪我でもされたらこっちが迷惑なだけだ。それで試験方法だが、こういう事だ!」
プリネを睨んでいたアガットは手に持った重剣でプリネに襲いかかった。
「!!」
襲いかかられたプリネは後ろに飛んで、アガットの攻撃を回避した。
「これはどういうことですか?」
回避されても攻撃の態勢を解かないアガットを見て、プリネは素早く鞘からレイピアを抜きアガットに向けて構え聞いた。
「今から俺とサシで戦え。それが試験内容だ。テメエらみたいな温室育ちで世間知らずの小娘共が俺達の仕事を手伝えるなんて二度と思えないよう、この”重剣”で教えてやる。」
「……なるほど、そういうことですか。出会った時から感じていましたがアガットさんは私達にあまりいい印象を持っていませんね?」
「ハッ!前々からテメエらメンフィルの奴らは気にいらなかったんだよ!”百日戦役”で襲撃されたロレントを救ったぐらいででかい態度をとりやがってよ!」
プリネの言葉にアガットは鼻で笑った後、今まで隠してきた自分の本音を叫んだ。アガットの本音を聞いたプリ
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