第18話
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けれるんだ?明らかにひよっこ共が受けれるレベルじゃねえだろ。こんなややこしい依頼、ランクは相当高いんじゃねえのか?」
「そのことか……本部で見積もりした最低依頼ランクはCじゃ。」
「はあ!?どう考えてもひよっこ共が受けれるレベルじゃねえだろ!?協会は何考えているんだ!?」
アガットはルグランの言葉を聞いて机を叩いて怒鳴った。
「ちゃんと説明してやるからそう、かっかするでない。………実はこの依頼は依頼者――彼女達の両親から依頼を受ける遊撃士が指名されていたのじゃ。そして指名された遊撃士が準遊撃士であった。それだけじゃ。」
「……おい、爺。いつから依頼者の選り好みで受ける遊撃士を決めれるようになったんだ?普通はそんなふざけたこと、許されねえんじゃねえのか?」
ルグランから理由を聞いたアガットは目を細めてルグランを睨んで聞いた。
「お主のいう通り、確かに通常なら許されないが依頼者がメンフィルの皇帝とも縁ある大貴族での。ほかの国と違って事件があった際素早く連携してくれるメンフィルとは協会としても細かいことであまり向こうと争いたくないのじゃ。協会本部で将来的にメンフィルの本国に支部を作る話も出ていての。これを機に異世界にも遊撃士協会を置く事をメンフィルに考えてもらうためにも、依頼者のある程度の要望を受けたのじゃ。」
「チッ……!そう言うことかよ……!中立の立場を謳っている遊撃士協会が聞いて呆れるぜ……!」
協会本部の意向を知ったアガットは舌打ちをした。
「お主はどうしてそう斜に構えるのじゃ。この依頼はある意味メンフィルの好意に近い依頼なのじゃよ?もう少し、素直に好意を受けてみればいいじゃないか。」
「余計なお世話だよ。……まあいい、爺の言う通り実力を見てからこの素人共が俺達、ブレイサーのサポートをできるか判断してやるよ。で?俺は誰の実力を見ればいいんだ?」
気を取り直したアガットはルグランにリフィア達3人の誰と組むかを聞いた。
「ふむ……お主としては希望はないか?」
「希望か……おい、ガキ共。てめえらの中で一番弱いのは誰だ?俺がテメエらの中で一番マシな強さになるよう叩き直してやるから正直に答えな。」
質問を返されたアガットはアネラスと談笑していたリフィア達に近づき聞いた。
「が、ガキじゃと!?余を子供扱いするでない!どいつもこいつも見てくれで判断しおってからに!ぬぬぬぬっ……!実力があるのなら少しは目を凝らさぬか!」
アガットの言葉にリフィアは怒り、わずかでありながら全身に覇気を覆った。
「はっ!ガキがナマいって………!?」
リフィアの言葉をアガットは鼻で笑おうとしたがリフィアの覇気と小さな身体に収められている
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