第17話
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として今回の事件についての情報を請求する旨をしたためました。ある程度なら、軍が掴んだ情報を教えてくださると思いますわ。」
「なるほど……。でも、ブレイサー嫌いの将軍があたしたちに会ってくれるかな?」
「もちろん、皆さんの身分は伏せた方が無難だと思いますわ。ただ、市長からの使いだと名乗るだけでいいかと存じます。」
「う、ちょっとイヤかも。なんか騙しているみたいで……」
メイベルの提案にエステルはモルガンを騙すようなことに少しだけ顔を顰めた。
「騙してるわけじゃないよ。本当のことを言わないだけさ。一刻を争う状況なんだから、ここは割り切るべきだと思う。」
「うーん、確かにそうね。ところで、モルガン将軍ってどこに行けば会えるのかな?」
ヨシュアに諭されたエステルはモルガンがどこにいるのかメイベルに尋ねた。
「ボースの北、メンフィル・エレボニア帝国領方面の国境に『ハーケン門』という砦があります。そこに将軍はいらっしゃいますわ。」
「わかったわ。ありがとう、市長さん!」
「はい、くれぐれもお願いします。……そう言えばそちらの御三方はどちらさまでしょう?見た所遊撃士の紋章をつけていないようですし、それによく見るとそちらの方達が身につけている服の生地はメンフィルが取引で出している服の生地に似ていますね……?
耳も私達とは弱冠違うようですし、もしかして”闇夜の眷属”の方達でしょうか?」
メイベルはリフィア達が着ている服や容姿を見て、リフィア達の正体を尋ねた。
「え、えっとそれは……」
一方リフィア達のことをどう説明しようかエステルは困っていたが、ヨシュアがそれをフォローした。
「ええ、確かに彼女達は”闇夜の眷属”です。何か問題があるでしょうか?」
「いえ。”闇夜の眷属”はメンフィル大使ーーリウイ皇帝陛下に忠誠を誓っているそうなので、メンフィル軍に協力的なのは知っていますが遊撃士に協力的なのは聞いたことがないので、なぜ遊撃士であるエステルさん達と共にいるのかわからなかったので。」
探るように自分達を見て呟くメイベルにリフィアは堂々と答えた。
「フム、それは民の生活を知り余達の見識を広めるために余達はエステル達ーー遊撃士と行動を共にしているのじゃ。」
「……その物言いですと、もしかしてメンフィル帝国の貴族の方でいらっしゃるのですか?見た所服の生地もメンフィルの数ある生地の中でもかなり高価な生地を使っているようにも見えますし。」
メイベルはリフィアの言動やリフィアとプリネの服装からリフィア達は身分が高い者達であると予想し聞いた。
「まあ、その通りじゃ。……余の名はリフィア・ルーハンス。そしてこ奴はエヴ
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