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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜人間に降りし妖艶魔王〜
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…じょ、冗談ですよね……?」
アリサは顔を真っ赤にした後リィンを睨み、ラウラは顔を真っ赤にした状態で固まり、フィーは蔑みの視線でリィンを睨み、エマは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
(やれやれ………相手が睡魔族となると冗談にならないのではないか?)
(そ、そうよね……というかそれ以前に使い魔契約した方法ってもしかして…………)
(恐らく”性魔術”でしょうね。異性同士が使い魔契約する時はその方法が多いという話ですし。)
呆れた様子で小声で話しかけてきたレーヴェの言葉にプリネは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、ツーヤは頬を赤らめて苦笑しながらリィンとベルフェゴールを見つめていた。
「な、なななななななっ!?リ、リィン!まさかとは思うが……!」
「ち、違うからな!?ベルフェゴールが勝手に言っているだけで、俺は絶対にそんな命令をするつもりはない!」
そして顔を真っ赤にして混乱している様子のマキアスに視線を向けられたリィンは慌てた様子で否定し
「あ〜、ここにいる子達には刺激が強すぎるから、そういう話は止めてもらえないかしら?というかその格好、何とかならないのかしら?ウチの生徒達には勿論そうだけど、町の人達にも刺激が強すぎるわよ。」
リィン達の様子を見たサラ教官は疲れた表情でベルフェゴールを見つめて指摘した。
「面倒ねえ………睡魔はこの格好が普通なのに、どうして貴女達に合せなくちゃならないのよ。」
サラの指摘にベルフェゴールはつまらなそうな表情をしたが
「お、俺からも頼む。さすがにその姿で町や学院に出たりするとみんなが混乱するから。」
「はいはい、ご主人様のご命令なら仕方ないわね。――――これでどうかしら?」
リィンに言われ、指を鳴らした。すると肌をふんだんに見せていたベルフェゴールは肌の露出をかなり抑えた私服姿になり、翼も隠して見た目は人間に見えるようになった。
「凄いな。一瞬で服装が変わったぞ。」
「い、一体どういう原理なんだ?全然、理解できない……」
「…………………」
一瞬で服装を変えたベルフェゴールにガイウスは目を丸くし、マキアスは疲れた表情をし、エマは真剣な表情でベルフェゴールを見つめ
「町に出る時とかはこの格好で出てあげるけど、戦闘の時はさっきの格好にさせてもらうわよ。あっちの格好の方が戦いやすいし。」
「うっ。わ、わかった。」
ベルフェゴールの言葉に一瞬唸ったリィンだったが、すぐに気を取り直して頷いた。
「じゃ、私はご主人様の中で休んでいるから、用がある時に呼んでね〜。」
そしてベルフェゴールがリィンの身体に同化してその場から消えると、その場に静
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