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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜妖艶魔王との契約〜
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行者”――いや、”蛇の使徒”が数名で挑んでようやく互角に持ち込めるほどの力を持っていると聞く。それ以前に、メンフィル大使館からはこのゼムリアに降り立った者の中で強硬突破をしてまで異世界移動をしたという報告は受けていない上、”はぐれ魔神”の中には空間と空間を移動する能力を持つ者もいると聞く。恐らくメンフィルがその”はぐれ魔神”の存在を確認できなかったのはその事が原因だろう。」
「チッ、そうなるとここで仕留めておかないと、後々とんでもない被害を出す事になるかもしれないわね……!」
レーヴェの話を聞いたサラ教官は未知の敵が今後出すかもしれない被害を予想して舌打ちをして厳しい表情をした。そして二人が地下へと続く扉に到着するとそこには”Z組”のメンバーやアムドシアスがそれぞれ何度も扉の前にある結界らしき障壁を攻撃していた。
「アルゼイド流奥義!洸刃乱舞!!!クッ……この奥義でも罅すら入れられないのか……!」
「これだけの人数で何度も攻撃をしているのに、どうして壊れないのよ!?」
「普通ならとっくに壊れてもおかしくないぞ!?」
それぞれの武器で結界を攻撃してもビクともしない事にラウラは厳しい表情をし、アリサは焦りつつも導力弓で導力エネルギーの矢を放つ事を忘れず、時折オーブメントも駆動させてアーツを放ち、数えきれないほどの弾丸を放ち終えたマキアスは攻撃の手を止めて信じられない表情をし
「力づくで破壊する事が不可能なら、何らかの仕掛けを解く必要があるのではないか?」
「いえ。結界自体は結界内の音を防ぎ、侵入者を防ぐだけの簡易的な結界で、特に仕掛けは施されていません。」
力づくでは埒があかないと判断したユーシスに尋ねられたプリネは真剣な表情で結界を見つめながら答え
「”怠惰”はあれでも我と同じ古より生きる”魔神”の中でも更に秀でている力を持つ”七大罪”の一柱を司る魔神だからな。睡魔とはいえ、その身に秘められている潜在能力は”色欲”と同等と言ってもおかしくない。非常に不愉快な話だが、魔力だけならこの我より秀でている。」
「ア、アムドシアスさんよりもですか!?」
「という事は、あの時の戦闘はよほど手加減されていたのだな……」
「そ、そんな……そんな相手に僕達、勝てるの……?」
不愉快そうな表情で語るアムドシアスの説明を聞いたツーヤは驚き、ガイウスは攻撃の手を一時中断して真剣な表情で結界を見つめ、エリオットは不安そうな表情をし
「リィンさんは大丈夫でしょうか……?」
「……今の所は扉の先から二人分の気配がするから多分生きていると思う。」
心配そうな表情で扉を見つめるエマの言葉にフィーは攻撃を中断した後集中して扉の先から感じる気配を感じて答えた。
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