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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜妖艶魔王の力〜
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れない表情でリィンを見つめた。
「焔ヨッ!」
ベルフェゴールと対峙し続けているリィンは太刀に怪しげに燃える紫色の炎を纏わせ
「オオオオオオオオッ!!」
太刀を大きく振りかぶって脅威的な身体能力でベルフェゴールに襲い掛かり
「無駄よ!」
ベルフェゴールは片手で魔法陣を一瞬で展開して簡易結界を展開してリィンの一撃を防ぎ
「オオオオオオッ!!」
リィンは結界ごと叩き割るかのように更に力を入れていたが
「隙だらけよ!」
「ガッ!?」
結界を展開していないベルフェゴールのもう片方の拳の一撃を腹に受けて吹っ飛ばされたが、すぐに受け身を取って瞬間移動をしているかのようにその場から消えてベルフェゴールからある程度離れている距離の場所に現れた。
「…………………」
変貌し、”目の前の敵を殺す”事しか考えていないリィンはベルフェゴールを殺す為には更なる力が必要と判断し
「オオオオオオオオオオ――――――――――――ッ!!」
天井に向かって咆哮を上げると共に膨大な何かの”気”を集束し始め
「何、この魔気………!?上位悪……いえ下手したら最上位悪魔にも届くほどの魔気をどうして人間が……」
その様子を見ていたベルフェゴールは驚いたが
「……でも、このままだとあの子、死んじゃうわね。―――仕方ないわね。」
やがてリィンの行動が自らの命を散らす行動だとすぐに悟って溜息を吐いた後一瞬でリィンに詰め寄り
「超―――ねこパンチ!!」
「ガハッ!?」
リィンの腹に強烈な拳の一撃を叩き込み
「グ……ウ……ッ……!?」
ベルフェゴールの強烈な一撃によって気絶したリィンは元の姿に戻ると共に地面に倒れた!
「―――闇の息吹。」
戦闘を終えたベルフェゴールは治癒魔術で自分の身体にできた僅かな傷を癒してリィンに近づいた。
「…………………気力を著しく消耗しているわね。」
気絶して地面に倒れているリィンをベルフェゴールは黙って見つめた後その場でかがんでリィンの状態を確かめ
「…………………フフ、いいコトを思いついちゃったわ♪」
やがてその場で考え込んである提案を思いついた後、行動を開始した。
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