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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜妖艶魔王の力〜
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に指を鳴らして結界を展開した後リィンへと襲い掛かり
「オオオオォォォオォオ―――――ッ!!」
リィンはまるで獣が吠えるかのような咆哮を上げながらベルフェゴールへと向かって戦闘を再開した!
〜トールズ士官学院・本校舎2階・吹奏楽部〜
「プリネ、ツーヤ、いる!?」
変貌したリィンが一人でベルフェゴールとの戦闘を繰り広げ始めたその頃、慌てた様子のエリオットが吹奏楽部の教室の扉を勢いよく開けるとそこには部員達と共に楽器の演奏の練習をしているプリネとツーヤ、そして他の部員達にアムドシアスがいた。
「エリオットさん?そんなに慌ててどうしたんですか?」
エリオットの様子にツーヤは首を傾げて尋ねた。
「ハア、ハア……あ……アムドシアスさんもいたんだ!ちょうどよかった……!早く旧校舎に向かって!じゃないとリィンが死んじゃうよ!」
「一体何があったのですか?」
息を切らせて尋常じゃない様子のエリオットの話を聞いて何かとてつもない事が起こっている事を察したプリネは真剣な表情で尋ねた。そしてエリオットは旧校舎での出会い、そのまま戦闘する事になったベルフェゴールとの事を説明した。
「”はぐれ魔神”ですって!?どうして旧校舎に……」
「それもウィル様に協力している”魔神”――――アスモデウス様と同じ”七大罪”の一柱を司る魔神ですか……一体どうやってこのゼムリア大陸に……」
「全く、あの好色魔め!我の至福の時間を邪魔しおって!」
エリオットから事情を聞いたツーヤは血相を変え、プリネは真剣な表情で考え込み、アムドシアスはいつかは素晴らしき演奏家となる可能性を秘めている演奏家の卵達を育てるという芸術を心から愛する自分にとって至福の時間を邪魔された事に憤っていた。
「今、ガイウスと一緒に手分けしてみんなやサラ教官達に協力を求めているからプリネ達もリィンを助けに行ってあげて!」
「―――わかりました。アムドシアス。」
「フン、あの好色魔に我の至福の時間を邪魔した罪……どれほど重いのか教えてやらねばな……!」
エリオットの言葉に頷いたプリネはアムドシアスを自分の身体に戻し
「では、私達は先にリィンさんの加勢に向かいます。ツーヤ。」
「はい。」
そしてツーヤと共に窓際へと向かった。
「え………ふ、二人とも!?何をしているの!?」
二人の行動にエリオットが驚いたその時プリネとツーヤは跳躍してなんと、2階から飛び降りて地上へと着地し、二人の行動に驚いた周囲の地上の生徒や教官達を無視してそのまま何事もなかったかのように旧校舎の方向へと向かい始めた!
「…………………」
二人の行動を見
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