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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜妖艶魔王の力〜
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ウスの言葉に頷いたリィンはベルフェゴールと自分達との圧倒的な戦力差を戦いで思い知り、打開する為の方法を考え込み、ある方法を思いついて決意の表情になり、二人の名を呼んだ。
「――エリオット、ガイウス。このまま戦っても全滅するだけだ。二人は今すぐ撤退して”Z組”やサラ教官、それとレオン教官に援軍を求めてくれ!援軍を呼んでくるまでの時間は俺が稼ぐ!」
「ええっ!?む、無謀だよ!?」
「これ程の相手に一人で相手するのは幾ら何でも無理だ。俺も残る。」
リィンの提案を聞いたエリオットは驚き、ガイウスは協力を申し出たが
「目の前の相手はあのプリネさん達を含めた全員で挑んでも勝てるかどうかわからない相手だ!一秒でも早く全員を集める為に二人で手分けしてみんなを集めてくれ!俺は相手の速い動きはある程度なれているから、防御や回避に徹すれば少しくらいなら耐えられる!」
「リィン………わかった!でも、絶対に無理しないでよ!?」
「女神の加護を。行くぞ、エリオット!」
「うん!」
そしてエリオットとガイウスはその場から去り、その様子をベルフェゴールは妨害する事もなく興味ありげな様子で見つめていた。
「フフ、仲間を逃がして自分一人だけ残るなんて、中々熱い性格ね?そういう性格の子は真っ先に死んじゃうのがよくあるパターンだけど、私はそういう子は結構好きな方よ?だって、そういう熱い性格をしている子ほど、精気がとっても美味しいし、仲間の為に自分の身を犠牲にするなんて健気で可愛いし♪」
ベルフェゴールは魅惑的な笑みを浮かべてリィンを見つめていたが
「………二人を逃がしたのは俺にとっても都合がよかったからな。これで心置きなく戦える……!」
「へえ?」
静かな表情で語った後決意の表情で自分を見つめるリィンの言葉に目を丸くした後興味ありげな表情でリィンを見つめていた。
そしてリィンは目を閉じて片手を心臓の部分に置いた。するとリィンの心臓はドクンドクンと激しい鼓動を始めると共にリィンの周囲に何かの気が纏い始め
「あら………フフ、一体どんな秘策をみせてくれるのかしら?」
リィンの様子を見たベルフェゴールは目を丸くした後口元に笑みを浮かべてリィンを見つめた。するとその時!
「オオオオォォォオォオ――――――ッ!!」
なんとリィンが天井に向かって吠えると同時に黒髪は銀髪へと変わり、瞳は真紅の色へと変わり、全身に膨大な何かの”気”を纏うと共に凄まじい殺気をベルフェゴールへと向けた!
「フフ、いい闘気と殺気ね………これなら精気も極上のものでしょうねえ!?」
変貌したリィンの様子を微笑みながら見つめていたベルフェゴールは邪魔者が来ないよう
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