暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”怠惰”を司りし妖艶魔王との邂逅〜
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を見つめた後エリオットとガイウスにも視線を向け、そして魅惑的な笑みを浮かべ

「貴方、見た所は人間だけど私達に近い”気配”を持っているわね……一体何なのかしら?」

やがて興味ありげな様子でリィンを見つめ

「!!!」

ベルフェゴールに見つめられ、心当たりがあるリィンは血相を変えた。



「え、えっと、リィン……?”はぐれ魔神”って、一体何なの……?」

その時エリオットは不安そうな表情で尋ね

「……”はぐれ魔神”は一か所に留まらず世界中を放浪する”魔神”の事だ。”魔神”とは数多くいる”闇夜の眷属”の中でも比べものにならないくらいの凄まじい力を持っているらしい。中には国一つを軽く滅ぼせる力を持っている者もいると文献で読んだ事がある。確かプリネさんが契約しているアムドシアスさんがその”魔神”の一柱のはずだ。」

「ええええええええええええええええっ!?そ、そんなに強いの!?ってか、あのアムドシアスさんがそんな滅茶苦茶な強さを持っているなんて信じられない……」

「あら。何だか懐かしい気配もするとは思ったけど”一角”が近くにいるのね。」

「…………それで、その”はぐれ魔神”が俺達に一体何の用だろうか?」

リィンの説明を聞いて声を上げて驚いた後更に普段自分達に熱心に音楽を教えているアムドシアスの事を思い出して信じられない表情をし、アムドシアスの事を聞いたベルフェゴールは目を丸くし、ガイウスはベルフェゴールが無意識にさらけ出す威圧に冷や汗をかきながらベルフェゴールを見つめて尋ねた。



「フフ……最初は術で眠らせてから精気をもらおうと思ったけど、気が変わったわ。少し”遊んで”から、たっぷりと精気を吸わせてもらうわ。」

そして尋ねられたベルフェゴールは妖美に微笑んだ後両手に付けている手袋を構えると共に背後に魔力によって発生した電撃をバチバチと迸らせながらリィン達を見つめ

「クッ……!どうやら戦うしか選択はないようだな……!」

「ぼ、僕達だけでか、勝てるの……!?」

「”戦術リンク”を活用して、何とか勝機を見つけるぞ……!」

自分達に戦いを挑む様子のベルフェゴールにリィンは唇を噛みしめながら太刀を構え、エリオットは不安そうな表情をしながらも魔導杖を構え、ガイウスはベルフェゴールの一挙一動を最大限に警戒しながら十字槍を構え

「さあ、遊びましょう?」

ベルフェゴールは微笑んだ後リィン達に襲い掛かった!



そしてリィン達は”七大罪”の一つ、”怠惰”を司る”はぐれ魔神”ベルフェゴールとの戦闘を開始した!
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