暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”怠惰”を司りし妖艶魔王との邂逅〜
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
」
新たな空間を見回したリィンは真剣な表情で考え込み、ガイウスは目を丸くし
「ってココ、完全に別の場所じゃない!?僕達、こんな場所なんて通らなかったハズだよね!?」
エリオットは驚きの表情で声を上げた。
「ああ……間違いない。どうやら”地下の構造が完全に変わった”みたいだな。」
「そんな……」
「徘徊している魔獣の気配も違っているようだ。―――どうする、リィン?」
「……………―――学院長の依頼は旧校舎地下の異変の確認だ。こんな状況になっている以上、手ぶらで帰るわけにもいかない。行ける所まで行ってみよう。」
ガイウスに尋ねられたリィンは考え込んだ後やがて決意の表情になって探索の続行を宣言した。
「はあ……仕方ないか。」
「―――女神の加護を。行くとしようか。」
「ああ……!」
その後リィン達は探索を開始し、武術訓練で習ったARCUSならではの機能―――”戦術リンク”を使い、互いに協力して時折現れて来る魔獣を撃退しながら最奥に到着すると突如今まで見た事のない魔獣が現れ、リィン達は戦闘を開始した。最奥で現れた魔獣はリィン達がかつて戦った石の
守護者
(
ガーゴイル
)
と並んでもおかしくない程手強かったが、以前と違い”戦術リンク”という新たな戦闘方法を手に入れたリィン達は苦戦しながらも3人で倒した。
〜地下一階・最奥〜
「はあぁ〜っ……さすがに危なかったぁ……でも……何とかなったね。」
戦闘を終えたエリオットは安堵の溜息を吐き
「ああ、”戦術リンク”もやっとコツが掴めてきた……どうやら”ARCUS”を通じて”呼吸”を合わせる感覚みたいだな。」
エリオットの言葉に頷いたリィンは今までの戦闘で大きな助けとなったARCUSに視線を向け
「ああ……悪くない感覚だな。」
リィンの言葉にガイウスは静かな表情で頷いた。
「”呼吸を合わせる”かぁ………そう言えばオリエンテーリングでの時にプリネとツーヤも呼吸が合わさって、最後に凄い攻撃をしたけど……僕達もあんな事ができるのかな?」
「”
協力技
(
コンビクラフト
)
”か……そうだな。あの時も二人の”ARCUS”は強い光を放っていたし、俺達もいつかはできるかもしれないな。」
エリオットの言葉を聞いたリィンは考え込んだ後、プリネとツーヤが”
協力技
(
コンビクラフト
)
”を放った時の状況を思い出し、静かな表情で頷いた。
「しかし―――どうやらここが終点のようだな?」
そしてガイウスは行き止まりになっている自分達がいる部屋を見回して呟き
「ああ、他のルートもないし、間違いないだろう。どうやら地下の構造が完全に変わってしまったみたいだな
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ