第15話
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し、ルークは真剣な表情で頷き
「あっ!」
「ふええええええええっ!?」
「ううむ、ティータ君まで狙うとは………一体今の王国軍は何を考えているんだ?」
ヨシュアの説明を聞いたエステルは声を上げてティータを見つめ、自分が狙われる事を聞いたティータは驚きの表情で声を上げ、マードックは信頼する祖国の軍の行動に唸った。
「まあ、その事については博士を救出してから考える事にしましょう。」
その後エステル達はラッセル博士の救出作戦を開始する為に動き出し、ルークとレンは飛行船でロレントに向かった。救出作戦を開始したエステル達は見事ラッセル博士を奪還し、ラッセル博士とティータを連れて潜伏するアガットと別れ、その経緯をキリカに報告した。
〜翌日・グランセル城内〜
「全く博士を逃がすなんて、あなた達はそれでも誇り高き特務兵ですか!?」
翌日、ラッセル博士が奪われた報告をした黒装束の男達――――王国軍情報部”特務兵”達は上官であるカノーネ大尉に叱責を受けていた。
「申し訳ございません!」
「聞けば、”紅蓮の塔”の時にはまだ16になったばかりの子供達も混じったメンバーに敗北したそうね?全く、そんな事が第三者に知れ渡ったら情報部どころか閣下の顔に泥を塗る事になるのよ?」
「カノーネ君、そこまで言うなら彼らに汚名返上のチャンスを与えたらどうかね?」
叱責されている部下達を見かねた情報部のリーダーにしてリベールの各地で起こった怪しげな事件の元凶である王国軍大佐、アラン・リシャールはカノーネ大尉を諌め始めた。
「チャンス……ですか?」
「ああ。」
「大佐、どうか私達にチャンスを!」
「どんな命令でもこなしてみせます!」
「お願いします!」
リシャール大佐の提案にカノーネ大尉が目を丸くしている中、特務兵達は自分達の失態を取り返す為に必死になって声を上げた。
「現在、S級正遊撃士にしてリベールを救った英雄である”剣聖”カシウス・ブライトは行方不明だ。私はこれでも彼には恩があってね。彼は今まで得た名声や地位を捨ててまで家族をとても大切にしている。しかも彼は行方不明の上、彼の子供達も遊撃士としてリベール中を飛び廻り、今は奥方を守る人はいないだろう。そこで彼らに私のかわりに奥方を”保護”してもらおうと思っているのだがどうだろう?」
「おお……そのような重大な任務を我らに……」
「その任務、ありがたく拝命いたします!」
「わかりました。でしたら念の為に私自らが一個小隊を引き攣れて此度の作戦に当たりますわ。」
「ああ、よろしく頼んだよ。」
後にリシャール大佐はこの指示によって予想外の組織の者達
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