黒蝕の陰、天廻の陽
村長復活!
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症の話をアナタから聞いてるんだし。」
「…。」
妙な二択を迫られるアルフレッドだったが
「ラスをここに呼びましょう。その方が説明しやすそうだし…。」
「それがいいわね♪」
「ええ…」
と、当惑しながら連絡用の糸電話に手を伸ばした。
「話ってなんだアル?…の前に一つ聞いていいか?」
アルフレッドからの連絡でやってきたダイラスとマトレガだったが
「…何だい?」
「お前の背中にくっついてるアルマさんはどうしたんだ?」
やはり誰の目から見ても疑問視される光景が二人の目の前にあった。
「気にしないでくれ。別任務になるとこうなるんだよ。発作みたいなものさ。」
と、言いながら紙の束を手に取り話を始めた。
「それじゃ本題に移るよ。まずテツカブラの狩猟の時に言った『狂竜症』の克服症例についてだけど…」
克服症例とは、読者の世界で言う克服そのままの意味である。
狂竜ウイルスに感染したハンターが一定時間、感染対象を攻撃することで狂竜ウイルスは症状を消し、逆にハンターの身体的制限を解除する。逆に一定時間攻撃しなかった場合、ウイルスが身体に蔓延し狂竜症を引き起こす。この際自然回復力が無くなり、傷の完治が遅くなったり受けるダメージが大きくなったりする。
「なるほど…。俺の体が軽くなったのはそういうことだったんだな…。」
「そういうこと。あ、そうそう。ラスに渡したウチケシの実だけど、ギルドから支給された数が限られてて今はそんなに贅沢して使っていられないんだ。だからしばらくはウチケシの実は持ち込まずに狩猟に行ってほしいんだ。」
「分かった。皆もそれでいいな?」
ダイラスの問いかけに残り二人…約一名を除いて頷いた。
「お待たせしました、ジャックスさん」
ジャックスの前に再び四人が集まった。
「おう!…妙に一人キラキラしてるのが居るのはツッコまん方がいいのかアルフレッド?」
「ええ、まぁ…。」
ジャックスが帽子のつばに指をかけ
「それじゃあ気を取り直して、任務に出発!我らの団!」
「おーう!!!」
ナグリ村異変解決の依頼に向けて出発した。
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