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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第2話 零治VSライ
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た。
「今だ、雷刃瞬連斬!!」
その隙を見逃さなかったライは勢いそのままでザンバーを高速で何度も斬りかかる。
『レ、零治………!!』
『マスター、アギト!!』
体勢を崩した零治が避けきる事も出来ず、全て受けてしまう零治。
そのまま吹っ飛ばされた。
「レイ!?」
「師匠………まさか………」
「………僕の勝ち………?それにしては………」
違和感を感じたライは怪訝な顔で零治を見る。
「痛てて………受け流してこの威力か………」
「………そうだよね、感触がイマイチだったから………これくらいじゃレイも負けないよね」
「まあな。だけどライも随分と強くなったな。ハッキリ言って予想以上の速さでその場しのぎで耐えるしかなかったぜ………」
「レイに守られてるだけじゃ駄目だと思ってるからね、僕も星も夜美も」
「………本当に俺は幸せ者だ」
そう言って剣を鞘に戻し、手を添えた。
「また抜刀?」
「スピード勝負といこうかライ」
「正気?僕のスピードについていけなかったのに?」
「忘れるなよ。瞬間的なスピードならアーベントより速いんだぜ」
そう言って体勢を低く構える零治。
前足に力を込め、ライを見据える。
「………良いよ。僕だってレイに負けないから」
ライもザンバーを後ろに構え、体勢を前のめりに構える。
互いが互いを見据え、ぶつかり合う瞬間を待つ。
そして………
「抜砕竜斬!!」
「雷光滅斬!」
一層ザンバーの出力が上がったライとライよりも速く一歩を踏み出した零治。
2人の技がぶつかりあった………
「………速い」
「全然見えなかった」
優理と私、互いに呟く。
師匠とライの一閃。
そのスピードはどちらも一瞬の出来事で私には何が起きたのかも分からなかった。
だけど………
「かはっ!?」
師匠が刀を鞘に収めた瞬間、ライに無数の斬撃が襲った。
まるでダメージまでもスピードに置いて行かれたみたいに。
そのままライは地面に倒れ付した。
「ぐふっ!?」
だけど師匠の方も地面に膝を着いた。ライ程のダメージは無いみたいだけど、苦しそうだ。
「ユニゾンアウト………」
アギトともユニゾンを解除し、アギトはフラフラと師匠の肩に止まった。
「お疲れ………」
「零治もな」
そう互いに言い合い、師匠はライの方へゆっくり歩いていく。
「ライ、そのフォームでこんな一騎打ちみたいな戦いはやめたほうが良いな。リスクが多過ぎる」
「そう………だね。一回の攻撃をモロに受けただけでここまでダメージがあるなんて………」
「まあ遠距離で戦われていたら完全に俺の敗けだったな。避け
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